スクウェアがファミコン初期の頃に発売した記念すべき第一弾ソフトが、パソコンから移植したこの変型ロボットシューティングゲーム。
パソコン版との違いとガッカリしたファンも多かったみたい!?
そして99面をクリアすると見る事ができるエンディングとは?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | スクウェア |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 1985年12月19日 |
価格 | 5,500円 |
容量 | 512K |
テグザーとは?
PC8801版がオリジナルのライフ制、任意横スクロールシューティングゲームのファミコン移植版。
自機『テグザー』を地形に合わせてロボットと飛行機に変形させつつ、エネルギーを補給しながら基地の奥深くを目指す。全16ステージ構成。
バリア
敵の攻撃はバリアを発生される事で防げる。
しかしエネルギーをたくさん使う上に一定の時間がたつと消えてしまう。
また、エネルギー残量が少ないとバリアを使うことはできない。
テグザーのゲームストーリー
“レイピナ”は、宇宙空間を飛びながら兵器の開発を行う秘密軍事基地である。あるときレイピナは、謎の小惑星が浮んでいるのを発見して、探査に向かった。が、数万キロまで接近したとき、突然小惑星は強力な磁力によってレイピナをその軌道上に捕えてしまったのである。レイピナの乗組員たちは、すぐに小惑星の調査を開始した。その結果、小惑星が出している磁力線は巨大な物体にのみ作用することが判明した。レイピナ側は様々な兵器を使って惑星上にあると思われる磁力線発生装置を破壊しようとしたが、全て失敗に終った。
そこでレイピナは開発中の新型兵器、ハイパーデュアルアーマー“テグザー”に望みをかけ、小惑星に向けて発進させた。
状況に応じて2タイプに変形できる高機動メカ“テグザー”は、2門の連射ミサイルをもち、飛行形態のときは、マッハ4.1で飛ぶことができる。また戦闘形態に変形したときには、オート・エナミー・チェイサーが働き、全自動照準でミサイルを連射することができる。敵の攻撃からは、全身にバリアを発生して機体を守ることもできる。ただし、バリアは非常に高いエネルギーを使うので注意しなければならない。エネルギーは、胸(飛行中は翼)にあるサプライ・システムにより、敵の爆発時に放出されるエネルギーを吸収し補給する。君は“テグザー”で惑星内に侵入し、敵を倒しながら巨大基地の中心部をさぐらなければならない。完成したばかりのテグザーは一機しかないが、十分な機能をもっている。成功を祈る!
コントローラー操作
十字ボタン | ※ロボット時 下 変形 上 ジャンプ 左右 移動 ※飛行機時 上下左右 移動 進行方向と逆で変形 |
Aボタン | ミサイルを発射。 |
Bボタン | バリアを発生。 |
BGM
近未来SF物で80年代という時代もあって、もろテクノ風のBGM。
機械的に繰り返されるベースラインがゲーム内容にハマっています。
ダウンロード楽曲
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テグザーの裏技
無敵コマンド
コントローラー1の十字上とAボタンを押しながらリセットボタンを押し、その後に十字の上とAを押す。※以下はリセットを押した後にボタンを放す。
- 上とBを押しながらリセット
- 下とBを押しながらリセット
- 下とBを押しながらリセット
- 左を押しながらリセット
- 右を押しながらリセット
- セレクトを押しながらリセット
- スタートを押しながらリセット
- スタートボタンを押す。
難易度がUP
ゲーム開始すぐにある左の行き止まりでAボタンを押しまくる。
エネルギーが255になったらリセットを押しながらスタート(成功率低い)
画面一面にごめんね人形
- 左とAボタンを押しながらリセット
- 右とAボタンを押しながらリセット
- 上とAボタンを押しながらリセット
- 下とAボタンを押しながらリセット
- スタートボタンを押すと画面一面にごめんね人形が出現
エンディング
長年言われてきたのがファミコン版のテグザーの99面をクリアするとエンディングが見られるという伝説。
それを検証した人がいました。どうやら画面いっぱいにごめんね人形が出現してエンディングのようです。
あれ?これって裏技で出てくる画面と一緒なんじゃ?
ちなみにパソコン版ではゲームオーバー時にしっかりとしたエンディングがありました。
やっぱり何から何までファミコン版はパソコン版より劣ってますね。クソゲーって言われても仕方ないかな。
ゲームレビュー
テグザーは、ロボット型と飛行機型の二種類を使い分けることが出来ますが、この変形するロボットというのが当時人気だったアニメ、超時空要塞マクロスを彷彿とさせてファンの心をくすぐりました。
同じようにサイドビューの飛行機からロボットに変形できるファミコンソフトにフォーメーション Zがあります。
ハッキリとしたエンディングはなく、単調なシーンが延々と続きます。
隠れキャラにマクロスのリン・ミンメイ人形があるんだから明らかに意識して制作されていますが、なぜか当時のゲーム雑誌での紹介されていた名称がミンメイ人形からごめんね人形に変更になりました。
これはパクってごめんねって意味???
「テグザーってゲームがパソコン版で売れていて評判が良いらしいので買ってみたんだ」
当時クラスで2、3人しか持っていなかったパソコンを自室に持っていた友人が言いました。
どれどれやってみようと友人宅に4人が集まり帰宅後にプレイ。
しかし、パソコン版はカッコいいレーザービームが売りなのにファミコン版は容量の関係でポヨヨン、ポヨヨンというショボイ弾を放つだけになっていたのでした。
PC-98版
実はスクウェアの最初のソフトだった
ファミコンでのスクウェアの記念すべき最初のソフトがこのテグザーでした。
つまり当時はスクウェアなんてまったくの無名メーカーと言っていいほどでしした。
誰かがポツリと言いました。
「あんまり面白くないね。」
「これってどこのメーカー?ハドソン?ナムコ?」
「スクウェアだってさ」
「ダメだなこのスクウェアってメーカー」なんて言っていた中1の冬。
評価できる点
やっぱりロボットと戦闘機に変形するって所かな。って言うかそれくらいしか思いつかない。
マイナスな点
ずっと迷路みたいで窮屈だし、攻撃には爽快感がない。
一度前身すると急停止が出来ないなど操作性も悪い。
独断評価チャート
まとめ
ただ1機のみでエネルギータンクが切れるとゲームオーバーという設定は当時としては珍しく、シビアながらもスリリングではありました。
いかんせん難易度が高すぎでパソコン版に比べてレーザービームやグラフィックでしょぼいファミコン版はだいぶ見劣りします。
今となっちゃスクウェアの家庭用ゲーム機最初のソフトとしての話題性くらいか?
コメント
PC版にエンディングは無く無限ループ。
紹介されている動画はゲームオーバー画面ですよ。
ゲームオーバーもエンディングの一種ですよ。
文章がちょっと分かりにくかったので少し追記しました。