ジャレコから発売されたスーパーファミコン初の野球ゲーム、スーパープロフェッショナルベースボール。
その実態はファミコン時代の燃えプロの焼き直しだった!?
機種 | スーパーファミコン |
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メーカー | ジャレコ |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1991年5月17日 |
価格 | 8,700円 |
累計売上 | ?本 |
ゲーム概要
実在のプロ野球球団と選手をベースにした架空の野球ゲーム。
プレイヤーは、架空の選手が所属する12球団からチームを選択。
選手名に漢字はなくファミコン同様に全部ひらがな表記で選手名もアレンジされている。
コンピューターとの対戦プレー、2プレイ対戦、ウォッチモード、エディットモードの4種類がある。
ペナントレースはなく対戦方式で試合後には11項目で採点がされる。
コントローラー操作
十字ボタン | カーソル移動、コントロール |
Aボタン | 決定、投球、送球、 スイング、帰塁 |
Bボタン | ベースタッチ、ジャンプ リード、盗塁、走塁、バント |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、タイム |
BGM
ちょっと野球のBGMにしては、せわしないというか何だか格闘技っぽい感じ。
悪くはないんだけど、やや違和感を感じます。
スーパープロフェッショナルベースボールの裏技
スーパー変化球
ピッチャーのスタミナがゼロの状態で十字ボタン下を押しながらボールを投げるとありえないくらい山なりに変化するボールが投げられる。
ゲームレビュー
本作はスーパープロフェッショナルベースボールとタイトルが付けられていますが、実質データを入れ替えた燃えろ!!プロ野球90年版です。
そりゃ初期の燃えプロに比べたらホームラン打ったら花火が上がったりとか進化している部分もあるし、選手の等身が大きいので迫力があるのは良いのですが、スーファミのスペックでこの程度か?っていう疑問がまず浮かびます。
スーパー燃えろ!!プロ野球ってタイトルのほうが分かりやすくて良かったんじゃないかな?って思ってたらちゃんとその後のタイトルは改名されて発売されていました。
じゃあスーパープロフェッショナルベースボールってタイトルで発売されたこのソフトの存在意義って何?
ジャレコとしてみれば燃えプロは、クソゲーのイメージが強かったから心機一転したかったのかも知れませんが、その割に内容が伴ってないかなぁという感じです。
評価できる点
燃えプロ時代から定評のあった選手の特徴をとらえたグラフィック。
特に野茂英雄とか村田兆治とか非常に良く特徴をとらえています。
そして、投手の背中側からの視点はテレビ中継と同じなので臨場感と迫力があります。
マイナス点
もともと守備がセンター側からの視点でバックショットになるので操作が難しいのと、打球がフライで飛んだ時の飛距離が分かりくいいのが難点です。
それからスーパーファミコンにしてはグラフィックがショボイ。初期だとしてもファミコン後期と大して変わり映えしないのはちょっと・・・
さらに球場が東京ドーム?一択で選手名がひらがなっていうのもスーファミの野球ゲームにしてはイマイチでした。
前年にファミコンで発売された『燃えプロ! ‘90感動編』では3つの球場から選択できたのにまさかのマイナーチェンジ!
独断評価チャート
まとめ
当時としてはそこそこ楽しめた野球ゲームだったかもしれませんが、今プレイしてみると色んな意味でガッカリ感があります。もうちょっと丁寧に制作していれば名作野球ゲームになりえたソフトかも知れません。
同じスーパーファミコンで発売されたナムコのスーパーファミスタシリーズに比べるとかなりアラが目立ちます。
ただ、ファミスタとかパワプロとかはデフォルメされた選手なので、選手のフォームの似せ具合やテレビ中継と同じ視点など、この手のリアルタイプ野球ゲームのパイオニアとしては評価できるかなと思います。
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