一見、普通のアクションゲームだが、ゆるいキャラクターとゲームシステムが多くのファンを生んだシリーズ第1弾作品。PCエンジンのスペックを活かしたボイスも魅力。
機種 | PCエンジンHuカード |
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メーカー | メサイヤ |
ジャンル | アクション(横) |
発売日 | 1988年3月18日 |
価格 | 5,200円 |
メディア | HuCARD |
ゲーム概要
ライフ制、横スクロールアクションゲーム。
プレイヤーは、「シュビビンマン」に改造されてしまった「太助」と「キャピ子」を操作して地球を守る為、町外れに出現した悪の組織「亜空魔団(あくうまだん)」を倒すの要塞を目指して戦う。
修理や買い物をする「マップモード」と敵と戦ってお金を集める「アクションモード」を交互に繰り返して進行する。
全18ステージ構成。2人同時協力プレイ対応。
BGM
シュビビンマンの楽しくて間抜けな世界観にマッチしたBGMで本作を語る上で大きな魅力となっています。
ステージクリアの盛り上げかたが良いですね。
攻略動画
ゲームレビュー
改造町人シュビビンマンは、マッドサイエンティストに勝手にサイボーグに改造されてしまった男女が活躍する特撮変身ヒーローパロディーアクションゲーム。
シュビビンマンの守るべき範囲はかなり狭く、地球でも日本でもなく、ご町内の平和です。(何しろ改造超人ならぬ改造町人だから)
それにしてもなんだよ、キャピ子ってネーミングは?まあそんな事言ったらシュビビンマンっていうふざけたタイトルも訳わかんないけど。
このゲーム、最初にプレイした時は操作性が微妙だし、意地悪なステージ構成でクソゲー寄りなのかな?と感じましたが、雑に作ってるようで実は結構親切で落とし穴に落ちても一発アウトじゃなくライフが減るだけだし、ちょうど良い場所に回復アイテムがあったりと何とかクリアできるように絶妙に設定されています。
攻撃の当たり判定の範囲が妙に広くて離れた位置で武器を振り回してると敵を倒せますが、同じように敵からの攻撃も離れていても喰らってしまいます。
マップ場面でプレイヤーの好きなコースを選んで進めるドラゴンバスターのような構成でステージをクリアする毎に能力が解放されたり、徐々にパワーアップしていくので最初に感じた難しさはあまり感じなくなっていきます。
ステージはかなり短めでラストにいるボスもそんなに手ごわくないので慣れれば力押しでクリアできるものが多いのが特徴です。
あっ!!しんでしまった
ライフゲージがゼロになると画面上部にかなりデカイ文字で『あっ!!しんでしまった』とひらがなで表示されてゲームオーバーとなります。まるでプレイヤーの心情をそのままストレートに文字にしたような表示ですね。
評価できる点
全体的なゆるい雰囲気とキャラクターのかわいさが魅力です。
キャピ子の「いくわよ!」「やったぁー!」のボイスが特にかわいくて、これがあるから絶対にキャピ子を選択してしまう。
マイナスな点
- 全体的な操作性は決して良いとは言えない。
- ボスキャラの動きがワンパターンであまり面白みがない。
- ステージが短く数も少ないのでボリューム不足。
独断評価チャート
まとめ
完成度が高いとは言えないのですが、そのゆるい世界観と演出、キャラクターに独特の魅力があり、本作はPCエンジンとしては大成功の10万本のヒットとなりました。
その後も続編が発売されたり、PCエンジンで発売された本作が最新ハードに移植されたりと相変わらずの人気っぷりです。
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