パソコンから移殖されたファミコンでは珍しい戦略シミュレーションゲーム。
クソゲーかはたまた名作ファンタジーRPGか!?
実は第一回アスキーソフトウェアコンテストのグランプリ受賞作品。
機種 | ファミリーコンピュータ |
---|---|
メーカー | アスキー |
ジャンル | アクションRPG |
発売日 | 1985年12月14日 |
価格 | 5,500円 |
容量 | 320K |
ゲーム概要
横スクロールのシミュレーション要素のあるアクションRPG。
プレイヤーは、バサム帝国に支配されたスレン王国の国王と自軍を操り敵のオゴレス王の討伐を目指す。
全6ステージ構成。
ゲームのレベルは5段階あり、オゴレスを倒すたびにレベルが上がり、敵の強さが10上がる。
パーティー
スタート時はスレン王ひとりだけだが、味方である騎士と兵卒を助けるとパーティーを組むことができる。
パーティーに加わる兵士には兵卒と騎士の2種類があり、木や岩に姿を変えられているが、スレン王が触れることで元の姿に戻って最大で50人まで仲間に加わる。
兵士を元の姿に戻し助け出すことができるのは、スレン王のみで木や岩等のどれが兵士の変身したものなのかは、体当たりしてみなければ分からない。
仲間のパラメーターはランダムに決定される。
戦闘方法
敵に体当たりすると戦闘になり、戦闘マーク(B:バトルマーク)が表示される。
常に1対1で行われ敵味方それぞれの強さと運によって自動的に勝敗が決まる。
結果はランダムなので数値上で圧倒的に有利な場合でも負ける可能性がある。
戦闘に勝利すると経験値が貯まり、一定数値に達すると金色の重兵卒と重騎士の上級職になり、攻撃力がUPする。
コントローラー操作
十字ボタン | 味方の軍の移動 |
Aボタン | 移動させるユニットの選択 全員→王→兵卒→騎士の順に変わる。(画面上中央に表示) |
Bボタン | Aボタンと同じ |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
登場キャラクター
スレン王国側
味方の登場人物は戦闘に勝つと、強さが10ずつ強くなっていく。
王 | 220~320 | 画面は王を中心にスクロールをし、敵は領地の中に王が入ってくると活動を始める。 |
騎士 | 150~310 | 騎士は4連勝すると重騎士に昇格し、このときさらに強さが80強くなる。 |
兵卒 | 30~310 | 兵卒は3連勝すると重兵卒に昇格し、このときさらに強さが80強くなる。 兵卒は人質として捕らえられているものもいる。 |
バサム帝国側
レベルが高くなるごとに10ずつ強くなる。
オゴレス王 | 100 | 宿敵オゴレスを倒すことができるとプレイヤーの勝利。 スレン王以外で倒すのは難しい。 |
親衛隊 | 250 | バサム城に登場する。親衛隊は最も強い敵。 |
重騎士 | 100 | 城跡とバサム城に登場する強敵。スレン王をしつこく追い回す。 |
騎士 | 50 | 最初の草原、次の森林、バサム城の手前の草原に登場する。 |
兵卒 | 10 | 騎士と同じく草原、森林、荒野に登場する。 |
魔術師 | 30 | 岩場とバサム城に登場し、魔術師のいる場所をスレン王が通り過ぎると 魔術師は幻戦士を呼び出す。 |
幻戦士 | 50 | 幻戦士は倒してもすぐに復活し、しつこくスレン王を追いかけてきます。 主人の魔術師を倒すと消える。 |
獄吏 | 30 | 牢屋の番人。牢屋付近で捕虜のスレン軍の兵卒を見張っている。 |
BGM(歌詞付)
メインBGMには歌詞が付いていました。
通常はファンが勝手に歌詞を付けるパターンが多いのですが、このボコスカウォーズでは説明書に歌詞が載っていたので公式のものです。
進め!進め! ものども
邪魔な敵を 蹴散らせ!
目指せ! 敵の城へ
オゴレス 倒すのだ!」
ゲームレビュー
このボコスカウォーズってまずジャンルがハッキリしません。
確か発売当時はただのアクションRPGって事になっていたはず。
実際にプレイしてみると戦略シミュレーションゲームの要素も強い。
強制スクロールで進むので結局RPG要素のあるアクションゲームって部分はキングスナイトとイメージが重なります。
まああちらは実質シューティングゲームですが。
正直今となってはこのボコスカウォーズの詳しいゲーム内容は覚えておりませぬ!
評価できる点
何よりもボコスカウォーズってネーミングがいいなーと思います。
どうやらファミコン初のシミュレーションRPGらしいので一定の評価は出来るでしょう。
あとはBGMですね。
しょぼいグラフィックと相性の良いチープかつ壮大な感じの音楽は良い味出してます!
マイナスな点
ゲームは強制的にスクロールしていき自動的に戦闘になって自動的に決着がついてしまいます。
一応戦闘力は振り分けられているけど、戦闘の結果はランダムで運次第です。
プレイヤーはただそれを見ているのみ。
つまり戦略シミュレーションと呼ぶには運任せ過ぎて戦略的要素がほぼないのです。
まあ自分でいちいち指示を出すのが面倒な人には向いているのかも。
まとめ
キャラクター同士の組み合わせにより相性があるのでその組み合わせによって難易度が結構違ってきます。
そのあたりは確かに戦略的要素もあるにはあるのですが、キャラクターの強さも戦闘も運次第のでかなり運任せなギャンブル的要素の強いゲームです。
コメント