ナムコの人気プロ野球ゲーム、ファミスタに対抗して発売されたタイトーのハリスタことハリキリスタジアム第1弾ソフト。
パクっているようでオリジナル要素もそこそこ多い。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | タイトー |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1988年6月28日 |
価格 | 5,500円 |
容量 | 2MB |
ゲーム概要
ファミスタ(ナムコ)、燃えプロ(ジャレコ)に続いてタイトーから発売された第3のファミコンプロ野球ゲームシリーズ初代タイトル。
実在の12球団をモデルにしたチーム+架空のチーム、アイドールの合計13チームで対戦。
バッテリーバックアップ対応。
コントローラー操作
攻撃 | 守備 | |
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十字ボタン | バッターの移動 塁の指定 スイング指定 | 選手の移動 塁の指定 球種指定(投球中) コース指定(投球後) |
Aボタン | バッティング 帰塁、 熱血打法 | ピッチング ファインプレイ 熱血投法 |
Bボタン | バント、バント解除 (素早く2回押す) 進塁/盗塁 | 牽制球 ファインプレイ ランダンプレイ |
セレクトボタン | ゲームモード選択 | |
スタートボタン | タイム宣告 | タイム宣告 |
アイドール
当時の人気アイドルを模した架空のチーム。
こいずみ(小泉今日子)、あきな(中森明菜)、おきのめ(荻野目洋子)、みほ(中山美穂)の他にも現キムタク夫人のしす゛か(工藤静香)や今でもバラエティで活躍するいもり(井森美幸)、他にもレジェンド枠でひは゛り(美空ひばり)、外国人枠でまとんな(マドンナ)なんて名前も。
本作からの新しい要素
ホームラン競争
オールスターゲームでおなじみの余興、ホームラン競争は本作から登場する。
任意の選手を選んで決められた球数でホームラン数を競う。
選手育成
ペナントレースでは試合で勝つ毎に選手が成長してビジュアルもたくましく成長する。
選手の調子
その試合の調子のよい選手が一目で分かる。
これはファミスタも88年バージョンで早速取り入れた。
BGM
BGMまでファミスタっぽいですね。特にチャンステーマとか。
もうちょっと独自色が欲しかった。
究極ハリキリスタジアムの裏技
デッドボールで乱闘
打者がデッドボールを受けたらABボタンを交互に20回連射する。
攻略動画
ゲームレビュー
このハリスタこと究極ハリキリスタジアムを初めてプレイしたのは、最近になってからです。
発売当時は、ファミスタ派が大多数で、このゲームを持っている友人はいませんでしたね。
プレイしてまず思うのが、操作方法等がほぼファミスタのシステムって事。
参考にしたというよりパクリと言われても仕方がないほどの似せようです。
明らかに違うのが、バッティングがバックネット視点のファミスタスタイルでピッチングになるとバックスクリーン視点の燃えプロ視点になる点。
ファミスタと燃えプロのええとこ取りと言うか後だしジャンケンみたいな印象を受けました。
評価できる点
当時のプロ野球を再現した細部にまでこだわった演出がされています。
たとえばピッチャー交代の時にアナウンサーと解説者のカットが入ったりします。
これがどう見ても長嶋さんと徳光さんな訳なんですが、セリフは毎回一緒です。
例外的に一茂選手が代打に登場した時だけ「いわゆるジュニアですね しょうぶはシビアですね きたいしましょう」とコメントします。
まさか21世紀になってバラエティで彼がこんなに活躍するとはミスターも思ってなかった事でしょう。
リリーフピッチャーはリリーフカーに乗って登場、パリーグ同士の司会だと観客が少なかったり、酔っ払いが乱入したり、あー昭和のプロ野球ってこんなだったよなーって感じです。
マイナスな点
打球の飛び方がやや不自然でファールゾーンから全然切れなかったり、ふわっと上がっただけの打球がそのままホームランになったり、アレって感じる部分があります。もしかしてこれも球場が狭かった昔のプロ野球を再現している?
ホームランを打った時の手ごたえはファミスタのほうがあります。
あとピッチャーのスタミナが切れるのがファミスタに比べて異様に早い!先発投手なのに3回持たないってどうよ?
独断評価チャート
まとめ
ぶっちゃけファミスタと燃えプロを足して新たな要素を加えたような野球ゲームですが、これが結構良く出来ていてまだまだ普通に遊べます。
特に試合で選手が成長するという要素をいち早く加えた事は評価できます。
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