パソコンのMSXで発売された『コナミのピンポン』のディスクシステム移植版。
ファミコン初の卓球ゲーム。
機種 | ディスクシステム |
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メーカー | コナミ |
ジャンル | スポーツ |
発売日 | 1987年5月30日 |
価格 | 2,500円 |
容量 | ディスク |
ゲーム概要
ピンポン(卓球)のルールを元にした疑似3D視点のスポーツゲーム。
コンピュータと対戦する場合は強さレベルを5段階から選択可能。
プレイヤーは手前、コンピュータは奥側に配置される。
2人同時プレイ対応。1ゲーム毎にチェンジコートする。
両者の得点の合計が5点になった時、それ以降5点を加えるたびにサービス交代。
1ゲーム21点(ゲームB)または11点(ゲームA)を先取したら勝利。1試合3ゲームを行い2ゲーム先取した方が勝利。
エンディングなし。
1ゲーム21点(または11点)を取られたら敗北。1試合3ゲームを行い2ゲームを取られたらゲームオーバー。
コントローラー操作
十字ボタン | 左 ドライブ 右 カット 上 スマッシュ |
Aボタン | フォア 長押し バック |
Bボタン | サーブ(ピン球の投げ上げ) フォア/バック |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
オープニングとゲームオーバー時のみBGMありでゲーム中のBGMはありません。
ちょっと残念ですが、ディスクの容量を考えると仕方ないのか。
攻略動画
ゲームレビュー
本作スマッシュピンポンは、ディスク版が発売されてからたった1週間で500円の書き換え版が発売されています。当時はそんなもんだったかな?
ディスクシステム初期の作品でもないし、卓球という地味なスポーツの宿命なのか、スマッシュピンポンに関する情報はかなり少ないですね。
この当時の卓球のルールは21点制で現在の11点制とはルールが異なるのは同じディスクシステムから発売されたスポーツゲーム、バレーボールのサーブ権などと同様に古い時代のなごりなのですが、ゲームAを選択すれば11点制になっているので違和感なくプレイできるでしょう。
昔のゲームだから練習モードなんてのはなくて、いきなり対コンピュータとの実践になり操作に慣れるままでレベル1でも苦戦します。とにかくスマッシュどころか最初のサーブすら決まらない!
スマッシュピンポンというタイトルですが、スマッシュはチャンスボールでない限り高確率でネットやアウトとなりなかなか決まりません。
評価できる点
操作に慣れてくるとラリーが続くそのスピード感はまさにテレビ中継で見るような本格的な卓球です。
十字ボタンで直感的にスマッシュ、ドライブ、カットとショットを撃ち分けられるのも良いです。
フォアハンドとバックハンドの使い分けも可能なので操作方法をマスターすると本格的な試合ができます。
『ネット』とか『アウト』とかのコールは女性の合成音声で収録されています。
マイナスな点
ピンポン(卓球)の宿命ですが、競技としてはいかんせん地味です。
さらにプレイヤーのグラフィックが手とラケットのみでコンピューターとの対戦が終わるとやっとディスくん(ディスクシステムのイメージキャラクター)が喜んだりする程度。
対戦中のBGMもありません。
独断評価チャート

まとめ
そもそも卓球のゲームソフト自体が少ないのでファミコンの中では希少な存在と言えるでしょう。
当時のゲームとしては良く出来ていたとは言え、ディスクシステムという事もあり知名度は低かったのですが、任天堂のバーチャルコンソールやNintendo Switch Online対象ソフトになっている事で現在でも細々と楽しまれている隠れた名作スポーツゲームです。
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