ゲーム機が多くなると困るのがHDMI端子が足りない問題。
その都度、抜き差しするのは面倒なのでHDMIセレクターが便利です。
しかし、ほとんどは3ポートかせいぜい4ポートだったりします。
必死に探してやっと見つけたのが5ポート(5入力)に対応したグリーンハウスGH-HSWM5です。
なかなかの優れものだったので今回レビューします。
購入した理由
私は最近までHDMIセレクターとしてミヨシ HDS-AV01を使ってきましたが、徐々に2点の不満が出てきました。
まず以前はファミコンやスーパーファミコンをアナログ接続して遊んでいたのですが、レトロフリークを購入した事でほぼ動作確認用のみになり必要性が低くなってしまった点。
そしてもうひとつの不満点がアナログ端子を除くHDMI入力端子が3つしかないという点でした。
レトロゲームハードをたくさん持っていると入力端子3つじゃ全然足りません。
そこでできればHDMI入力端子が5つ付いていて自動切換えできるHDMIセレクターを探してみましたが、これが全然見つからない!
例えば2024年現在、売れているHDMIセレクターだとエレコムDH-SW31BKあたりでしょうか。
ただこれね、3入力1出力なんですよ。これじゃ全然入力が足りないから問題外。
他のも有名メーカーだとせいぜい4ポートくらいしか見当たらず、5ポートは聞いた事メーカーばかりでした。そんな中、グリーンハウスというパソコンパーツメーカーとして知っているメーカーから発売されていたGH-HSWM5を見つけたのです。
グリーンハウスGH-HSWM5
残念ながら自動切換え機能はありませんが、5ポート対応の日本メーカー製で4K放送の視聴に必要なHDCP 2.2対応にも対応しています。
120hzには対応してないのでPS5も接続はできますが、あまり向いていないようです。私はPS5を持っていないのでよく分かりませんが、最新ハードじゃなくあくまでもSwitch、PS4以前のハード向けのHDMIセレクターと言えるでしょう。
つまりHDMI対応レトロゲーム機をたくさん持っている人には向いている商品です。
この手の商品だと別途ACアダプターが必要の場合も多いのですが、GH-HSWM5の場合は付属のACアダプターでもUSB給電ができるようになっているものの、あくまでも動作が安定しない場合の予備用なので、そこから給電しなくてもHDMIケーブルからの給電だけで使えています。これって地味に大きなメリットです。
切替は手動だけど半自動
手動切り替え式ですが、まず起動したら入力1が毎回最初に表示される仕様です。
だから一番使うゲーム機を入力1に接続しておいたほうが良いでしょう。
他の入力端子に切り替える場合は、電流が流れて信号が来たポートのみに反応して切り替えるようになっているので入力5に接続していたとしても切替ボタンを押すのは基本1回のみで済みます。
画質
画質はモニターに直挿しやHDS-AV01と比べると、やや色味が濃く暗めに表示されます。
このあたりは好みの分かれるところですが、基本的にゲームは色味が強く暗めのほうが画面は見やすいので個人的には気になりませんでした。
実際にやっている私の接続例
さて考えた挙句、GH-HSWM5にゲーム機を以下のような接続にしました。
一番使用頻度が高いPS3を入力1でメインにして入力4はamazonプレイムビデオ用、入力5はHDMIケーブルだけ挿しっぱなしにしてハードはニンテンドークラシックミニやメガドライブミニ等をその時に応じて取り換えるフリー枠としました。
つまり入力ポートが5つあっても足らないって事ね・・・
- 入力1:PS3
- 入力2:PS4
- 入力3:Switch
- 入力4:amazonプライム
- 入力5:クラシックミニ等のフリー枠
イマイチな点
概ね満足していますが、出力ポートだけが横から接続するのがどうも見た目も良くないし、使い勝手もイマイチだなと感じました。向きを考慮すると前面に付けて欲しかった。
まとめ
実際に使ってみて地味ながらHDMI対応したハードを多く持つレトロゲーマーには良い商品だと思いました。何と言っても日本メーカー製で5,000円以下、5ポート入力のHDMIセレクターは貴重です。
PS3、PS4、Switchでも問題なく動作しています。もちろんそれ以前のレトロゲームハードならどれでも大丈夫でしょう。
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