フラッピーは、デービーソフトファミコン参入第1弾ソフト。
知名度はそれほどでもないが、ファミコン史上に残る名作パズルゲーム。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | デービーソフト |
ジャンル | パズル |
発売日 | 1985年6月14日 |
価格 | 5,500円 |
容量 |
ゲーム概要

見下ろし型固定画面アクションパズルゲーム。
プレイヤーは、ひよこのような謎の生物フラッピーを操作して制限時間内にブルーストーンをゴールであるブルーエリアまで運ぶ面クリアとなる。
ステージ中にあるブラウンストーンは左右に移動させたり、下に落としたりすることができる。ただし、上からつついたり2個、3個・・・と並んでいるときに押すと割れてしまう。
ストーンは積んだ状態でフラッピーが下にいる時に下にあるストーンを崩すと下敷きになってワンミスとなる。
5面、10面、15面と5面ごとのボーナスステージを終えるとスコアが表示され、上の方にアルファベット5文字をパスワードにしてコンティニューする事ができる。
ブルーストーンをブルーエリアに運ぶとステージクリア。全240面。
敵に接触する、ストーンの下敷きになる、クリア不可能であきらめるとワンミス。フラッピーのストックを全て失うとゲームオーバー。
ゲームストーリー
荒れはてたゼビラス星で、ひとりぼっちのフラッピー君は生まれ故郷の美しい星“ブルースター”のかけらを集めるために、迷路のゼビラス星を走りまわります。かけらは200ヶ所に散らばっています。ただしフラッピー君が1ヶ所に立ち止まっていられるのはゼビラス星のわずか、“1500ピー”しかありません。さあ、フラッピー君の活動開始です。(説明書よりk)
コントローラー操作
十字ボタン | フラッピーの移動 |
Aボタン | キノコを投げる |
Bボタン | キノコで誘導(+十字キー) |
セレクトボタン | ゲームモード選択 +スタートボタンで自滅 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
ファミコンでは珍しい試みですが、ゲーム中に流れる音楽を、3曲の中から選ぶことができます。
でもデフォルトのBGMがやっぱり一番かな。
このゲームの一番の魅力的なサウンドは、クリアした時の効果音ですね。
攻略動画
ゲームレビュー
フラッピーが発売になった1985年という比較的初期のファミコンソフトにもかかわらず、いまいちマイナーな存在な理由はおそらく5,500円という当時としては強気な価格設定でしょう。
ファミコンと言えば4,900円が定番でナムコなんて3,900円でシリーズも出してましたからね。フラッピーは割高感があったので子供の小遣いでは買いにくいし、親が買ってあげるにしてもできる限り安価なゲームソフトというのが心情だから避けられがちだったのではないでしょうか。
最近になって中古で入手してプレイしてみましたが、最初は何が何やら分からなかったので説明書を読んでみたら青いストーンを青いエリアに運ぶだけという単純極まりないシンプルなゲームでした。
しかしルールが分かっても1面からそこそこ難しいのです。普通1面は誰でもクリアできるように簡単なはずなのに何度かゲームオーバーになりつつやっとクリアできました。
そして2面はそれ以上に難しく何度もトライしてさらに時間をかけてクリアできました。反対に3面はパっと感覚的にすぐにクリアできました。しかし4面はまた手こずり・・・そんな繰り返しです。
同じ隠れたファミコン名作パズルゲームの以前紹介したフリップルと位置付け的には近いですね。
評価できる点
ゲームシステム自体がシンプルなので時代が経過しても十分に楽しめます。現在だったらそのままステージ内容をスマホアプリにしても通用しそうです。あとキャラクターがかわいい。
マイナスな点
最初からパズルゲームマニアを想定したような昔のゲームなので親切なチュートリアルは一切なし。最近の生ぬるいゲームに慣らされた初心者は1面でつまずくとそのままで終わるかも。
独断評価チャート
まとめ
凄まじいボリュームのステージ数と歯応えのある難易度はパズルゲーム好きには魅力があります。だから当時としては価格が高かったのかな?
定価が高めあった事と発売が1985年とやや遅かった事からメジャータイトルになり損ねましたが、長く遊べる名作です。
ちなみに全200面という情報もありますが、正しくはボーナスステージも入れて全240面、パスワードが表示されるのが200面までのようです。間違いなく面白いけど個人的にはとてもそこまでやり込み気力はありません。
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