テトリスだけどテトリスじゃない?あの大ヒット作の続編のようでそうじゃないパズルゲーム。
地味過ぎて存在自体が忘れ去られている?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 開発:トーセ 販売:任天堂 |
ジャンル | パズル |
発売日 | 1993年9月21日 |
価格 | 6,301円 |
容量 | 2MB |
ゲーム概要
落ち物系パズルゲーム。
1プレイヤー、対戦式の2プレイヤー、コンピューターとの対戦モードがある。
ブロックは赤・青・黄の3色、フラッシュブロック、固定ブロック、移動ブロックの3種類で構成されており、同じ色を縦横に3つ以上並べると消えるというルールになっている。
10面クリアごとにシュールなデモムービーが挿入される。
フラッシュブロック
点滅しているブロック。このブロックを全て消すとステージクリアとなる。
固定ブロック
フィールド内に始めから固定されているブロックで移動ブロックの邪魔をする存在。
移動ブロック
全部で9種類ある。4個1組になって上から落ちてくる。角のみで繋がっているブロックはどこかにぶつかると分離する。
同じ色のブロックが縦または横に6個並ぶと積み上げられていた同じ色の移動ブロックを全て消すことができる。
移動ブロックを操作して、フィールド内のブ全てのフラッシュブロックを消すとフィールド内のブロックが全て消えてラウンドクリア。全80面。
移動ブロックがフィールドの上まで積み上がり落ちてこれなくなるとゲームオーバー。
コントローラー操作
十字ボタン | ブロック移動 |
Aボタン | ブロックを90度右に回転 |
Bボタン | ブロックを90度左に回転 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
テトリスがロシア民謡をベースとしているのに対してテトリスフラッシュは、いかにも任天堂らしい無難な感じですが、これと言った特徴もないBGMですね。
この当時のゲームとしては珍しくBGMが選択できるシステムでした。
ファミコン版の音源は見つかりませんでした。
攻略動画
ゲームレビュー
テトリスフラッシュは、あの大ヒットパズルゲーム、テトリスの続編という位置付けで発表された作品で欧米でのタイトルはそのまんま『テトリス2』でした。
ところが横一列を埋めただけではブロックが消えないのでテトリスとは基本ルールが違います。
これで説明書を読まない(持っていない)プレイヤーは戸惑ってしまうのです。
テトリスフラッシュでは3つ同色のブロックを揃える必要があるのでドクターマリオに似ていると良く言われます。個人的にはドクターマリオをプレイした事があまりないのでコラムスに近いかなという印象です。
連続消しというぷよぷよの連鎖に相当するテクニックもありますが、いかんせん演出が地味です。
評価できる点
パズルゲームの大半にも言える事ですが、現代でもそれなりに遊べます。
ただぷよぷよで遊んだほうが個人的には面白いです。
マイナスな点
すでにドクターマリオが1990年、ぷよぷよが1991年に発売されているのに、内容が似ていてそれよりも地味でとっつきにくいゲームをわざわざ任天堂が発表した事に疑問が残ります。
独断評価チャート
まとめ
確かに今でも十分に遊べるパズルゲームではありますが、いかんせん地味だし発売した時期が遅すぎました。全80ステージでボリュームもあって悪い出来ではないとは言え、誰でも楽しめるというシンプルさでは初代、演出ではぷよぷよやコラムスに軍配が上がる出来だと感じました。
本作はゲームボーイ、スーパーファミコンでも発売されています。
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