発売当時に人気だった村上もとか氏原作の剣道アニメ『六三四の剣』を原作とする 横スクロールアクションゲーム。
しかし、本編よりもがぜん盛り上がるのは二人用プレイのチーム対抗戦だった。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | タイトー |
ジャンル | アクション(横) |
発売日 | 1986年8月8日 |
価格 | 4,900円 |
累計売上 | ?本 |
ゲーム概要
1 PLAYERモード
本編のステージ1~3までの特訓編・荒修行編・道場破り編は横スクロールアクションゲームは、ライフ制で剣道の修行をしながらゴールを目指す。
ステージ内にある上段・中段・下段の3つの竹刀アイテムの集めた数により次の大会篇の必殺技の使用回数が決定する。
第4ステージ大会編のみ全国大会の剣道の試合形式。
コンピューターが操作する5人と対戦して全員勝ち抜くと優勝(クリア)
1試合2本先取した方が勝利となる。
2 PLAYERSモード(二人用対戦)
「六三四チーム」と「修羅チーム」と分かれ、プレイヤーが振り分けした五人を先鋒・次鋒・中堅・副将・大将で戦う試合形式。
先に3人が勝利したほうが勝ちとなる。
轟嵐子、六三四の父の夏木栄一郎ら対戦でしか登場しないキャラクターもいる。
ゲームストーリー
岩手山を望む、岩手県盛岡市に六月三日四時に、生を受けたその名も夏木六三四。
岩手の虎、東北の鬼ユリとあだ名された両名剣士、夏木栄一郎、佳代を両親に持ち、わずか三歳の頃から竹刀を振り回していた。
厳しい特訓、荒修行、はたまた道場破りを経て、大きく成長していく六三四は、父のライバル東堂国彦、その息子修羅を始め様々な敵と出会う。
果して、優勝を手にするのは六三四か修羅か。
コントローラー操作
十字ボタン | 上 : 上段に構える、 下 : 下段に構える、 左右 : 左右に移動する ※上・下どちらも押していない時は、中段に構える。 |
Aボタン | 剣を振る |
Bボタン | 特訓編・荒修行編・道場破り編 :ジャンプ 大会編・VS : 得意技。 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
本編は何の変哲もいファミコンの標準的なBGMですね。
やっぱりBGMも本編よりも2play対戦のほうが盛り上がるんだよなぁ。
六三四の剣 ただいま修行中の裏技
トータル戦績を表示
VSモードで勝利後のBGMが鳴り終わるタイミングでBボタンを押すとそれまでのトータルでの戦績が表示される。
犬の十一がころんでスピードダウン
タイトル画面で十字キーの下、Aボタン、Bボタンを同時押しする。
成功すると犬の十一がころんで特訓編のスピードがダウンするので難易度が落ちてクリアしやすくなる。
ゲームレビュー
正直、このゲームをやるまで剣道に興味なければ六三四の剣の原作のマンガもアニメもまったく見たことがありませんでした。
しかし、剣道を習っていた友人がこのソフトを購入していたので、よくプレイしていました。
アニメを題材にしたゲームなので発売元はバンダイ・・・と思いきや、なんとタイトーでした。
評価できる点
二人用対戦は3人以上集めてでやると確実に盛り上がります。
当時は友達を数人集めてそれぞれ先鋒・次鋒・中堅・副将・大将に振り分けたり、トーナメント方式でも遊んでました。
このゲームには上段、中段、下段打ち分けがあり、それぞれのキャラクター事に個性的な必殺技があります。
このあたりが非常に良く出来ておりハマリ要素でした。
マイナスな点
このゲームの1 PLAYERモードには致命的な欠点があります。
それはAボタンで攻撃、Bボタンでジャンプに設定されている事です。
通常のファミコンのゲームは、スーパーマリオのようにAボタンがジャンプ、Bボタンが攻撃となっているので攻撃するつもりがついジャンプをしてしまったり、ジャンプするつもりが攻撃してしまったりとかなり苦労します。
独断評価チャート
まとめ
正直言って大会編を除いては1 PLAYERモードは、ありきたりなゲームなので最初から試合形式の手に汗を握る2 PLAYERSモードがおすすめです。
当時のファミコンソフトで格闘ゲームといえばイーアルカンフーがありましたが、プレイヤー対戦はできませんでした。
それを1段階進化させてプレイヤー同士の対戦、打ち分けやキャラクターごとの必殺技を取り入れた本作は対戦格闘ゲームの原型があります。
珍しい剣道ゲームとしての存在感もあります。
六三四の剣 ただいま修行中の攻略動画
対戦動画
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