バンダイのアニメキャラに頼りきったゲームシリーズの水木しげる氏原作のゲゲゲの鬼太郎ァミコン版。色々問題はあるけど、捨てがたい魅力もある不思議なゲーム。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | バンダイ(販売) トーセ(開発) |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1986年4月17日 |
価格 | 4,900円 |
累計売上 | 125万本 |
ゲーム概要
「全体マップ」「魔境」「妖怪城」「妖怪地獄」の4つの画面構成があり、メインとなるのは「妖界魔境」、「妖空魔境」、「妖奇魔境」、「妖炎魔境」から構成されるサイドビュー、横スクロール式アクションゲームの「魔境」ステージ。
ゲームストーリー
悪い妖怪たちが人間界を征服し、妖怪の国をつくるために魔境を出現させた。日本は、世界はこのまま妖怪たちに占領されてしまうのだろうか!?
そこに聞こえてくるのが、カランコロンのゲタの音。妖怪退治はまかせろと、正義の味方ゲゲゲの鬼太郎が仲間妖怪とともに妖怪大魔境にのりこんでいった!!
魔境でのすさまじい死闘が始まった。鬼太郎と一反もめんの名コンビが繰り広げる激しい空中戦。妖怪に奪われた人間のたましいの決死の争奪戦。妖術を解くために、つるべ火をひき連れてろうそく合戦。妖怪軍団との死力を尽くした大血戦。行く手を阻む巨大妖怪の罠。妖怪城に潜む強敵妖怪の挑戦。
鬼太郎の前途には、様々な困難が待ち受けている。魔境を制圧し、妖怪城を陥落させて平和な世界を取り戻すために、鬼太郎の果てしない冒険が続くのだ!!
コントローラー操作
十字ボタン | 左右…左右へ移動。 上…使用しない。 下…しゃがむ。同時にAボタンを押すとその場から飛び降りる |
Aボタン | ジャンプ(押す時間によって、ジャンプの高さが変化)飛び降りる |
Bボタン | 毛針発射 |
セレクトボタン | ゲームモードの選択 |
スタートボタン | スタート、ポーズ。 |
4大魔境
すべての魔京は横スクロールで各魔境をクリアすると、2つの扉が出現。
扉の1つは魔境マップへ、他の1つは妖怪地獄へ通じている。
1.妖空魔境 | 鬼太郎は一反もめんに乗って妖怪と戦い10匹倒すとゲーム・クリア。 |
2.妖奇魔境 | 鬼太郎がたましいを10コ集めるとゲーム・クリア |
3.妖炎魔境 | 鬼太郎がつるべ火を連れて、ろうそく10本に火をつけるとゲーム・クリア。 |
4.妖界魔境 | 鬼太郎が妖怪を10匹倒すとゲーム・クリア。 |
BGM
おなじみの鬼太郎テーマソングから、いかにもなおどろおどろしい和風なBGMで構成されています。
ただ2種類しかないのはあまりにも寂しすぎます。
ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境の裏技
目玉オヤジが赤目になる
魔境マップが出たら、すかさずリセットボタンを押す。
フリープレイ
- ジョイスティックを接続したタイトル画面で左+B、リセット。
- 右+B、リセット。
- 左上+B+ジョイスティックの下、リセット。
- 下+B、リセット。
- 右+B、リセット。
- 右上+B、リセット。
- スタートボタンを押す。
ゲームレビュー
ゲゲゲの鬼太郎の原作者、水木しげる先生が亡くなってから急に自分の中で水木ブームが来てしまい、コミックス等を買い集めています。
そういやゲゲゲの鬼太郎のファミコンカセットも発売されてたんだよな!と思い出し探してみましたが、所持ソフトにはありませんでした。
このゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境は、私の記憶の中にありましたが、それほど強烈な印象はなく、さすがに記憶だけでレビューを書くのは無理があるので、今回はAmazonで中古を購入。
当時の記憶では、とにかくムズくて例によって友達数人と交代して遊んでみましたが、クリアは出来ませんでした。
そして大人になってやってみたら、とにかくマップ画面の鬼太郎が小さいのなんの!
それからアクション画面は結構普通なんですが、どれが敵だか味方だか分かりにくいですね。
基本横スクロールで、あまり爽快感がない操作性は同じバンダイのオバケのQ太郎 ワンワンパニックに似ている感じです。
評価できる点
ゲゲゲの鬼太郎ってアニメでリメイクされる度にどんどん原作から遠ざかって可愛く洗練され性格も良い子になっているのですが、この妖怪大魔境では原作にあった不気味でおどろおどろしい感じが良く出ています。
マイナスな点
次から次へと似たようなステージが続くので、途中で心が折れちゃうんですよね。
クリアには相当な根気が必要です。
マップ構成が結構複雑で正しい選択をしないとすぐに「妖怪地獄」に落ちてしまいます。
なんとこのゲーム、エンディングが存在しません。
最後のボスを倒すとまた普通にスタートから無限ループするのみ。
まあ人によってはクソゲー扱いだし実際そうなんでしょう。
まとめ
苦労してクリアしてもエンディングがないなんてガッカリ・・・
ただグラフィックとか音楽は当時としては、かなり頑張っています。
何よりもしっかりとあの鬼太郎の世界観が表現できているんですよね。
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