アーケード版からのファミコンに移植された洗脳された敵を謎のキャプチャービームで改心させるという異色の電波系シューティングゲーム。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ジャレコ |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 1985年7月9日 |
価格 | 4,500円 |
容量 | ? |
ゲーム概要
2画面分に任意で縦スクロールするシューティングゲーム。
プレイヤーは、攻撃母艦ジェネシス-3を操作して敵をキャプチャービームで捕まえたり、ミ
サイルで攻撃したりしながらステージ奥にあるゲートを目指す。
敵キャラクターは赤、味方は青で表示される。
全6ステージ構成。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動、呼び戻す味方の選択 |
Aボタン | ミサイル発射 |
Bボタン | キャプチャービーム発射 |
A+B | 味方を呼び戻す |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
ゲームストーリー
世界征服の野望を抱く悪の天才科学者“フォゾム(PHOZOM)”は地球連邦軍に対し全面戦争を挑んできた。
“フォゾム”はコードネーム“ニップ(KNIP)”と呼ばれる洗脳装置をディオロフ(フォゾムの主力兵器)に搭載し、世界各地の連邦軍兵士を次々に洗脳していった。
全滅の危機に陥った連邦軍は、対ニップ用に開発した新兵器“キャプチャービーム(洗脳された兵士を捕獲し覚醒させる作用をもつ)”を攻撃母艦“ジェネシス-3”に搭載し最前線へむかわせた。
はたして地球連邦軍はフォゾムの野望通りに戦い合い、全滅してしまうのだろうか……。
説明書より
味方の捕獲と出撃
キャプチャービームで撃った敵は、それぞれ9つまで捕獲することができる(ヘリコプターとディオロフを除く)
捕まえた5種類の敵は味方として戦車・ヘリ・
高射砲・装甲車・兵士を呼び出し、出撃させる事ができる。
味方は自動で敵を攻撃してくれる。
ヘリコプター(ルイス-T)1機と、それ以外の味方を5つまで同時に出撃が可能。
スコア
スコアが10000点と30000点に達すると、ジェネシス-3が1機ずつ追加される(1UP)。
BGM
クラシックのワーグナー作『ワルキューレの騎行』を電波っぽくしたアレンジが妙に印象に残るBGMです。
攻略動画
ゲームレビュー
フィールドコンバットのパッケージイラストを見ると個性豊かな戦闘員のメンバーが並んでいて彼らが活躍するゲームなのかな?と思いがちですが、実際はUFOみたいな謎の戦闘機に乗って敵を拉致しまくって味方になるよう洗脳を解除して敵軍を倒すという一風変わったシューティングゲームです。
それにしても捕らえた相手の洗脳を解くキャプチャービームってなんかメチャクチャあやしい。
システム的にはギャラガの自機を取り戻すトラクタービームと同じです。
一応、設定的には悪い敵に洗脳された仲間を正気に戻すって事なのですが、ジェネシス-3の外観がUFOぽくてアンテナがぐるぐる回ってあやしいのもあって地球を侵略にきたエイリアンが地球防衛軍を次々に捕らえて洗脳して侵略してくゲームにしか見えないっていうね。
評価できる点
通常のシューティングゲームにはないキャプチャーっていう動作があるので、捕らえた味方を駒としてどう使うかという少しだけシミュレーションゲームの要素もあります。
このキャプチャーという手法をシューティングに取り入れたのが、後のダライアスシリーズに受け継がれた?
マイナスな点
やっぱり設定がゲームストーリー読んでもぶっ飛び過ぎって言うか電波系入ってると言うか、ちょっと訳わかんない。
キャプチャー中は、動きが止まり完全無防備状態なのでその間に攻撃されるとひとたまりもない。
そこまでリスク冒してまでキャプチャーするメリットないような?
独断評価チャート
まとめ
ありきたりなファミコンのシューティングに飽きたらやってみるのも面白いかも知れません。
クソゲーという意見もありますが、難易度は高くなくそれなりに遊べます。
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