信長の野望・全国版は、光栄(現・コーエー)歴史シミュレーションゲーム、ファミコン進出第1弾ソフトで現在まで続く信長の野望シリーズのシステムの礎を築いた名作シミュレーションソフト。
その後のハードでアレンジ作品が発売されたりシリーズされた。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | コーエー |
ジャンル | 歴史シミュレーション |
発売日 | 1988年 3月18日 |
価格 | 9,800円 |
容量 | 2M |
ゲーム概要
ターン制の歴史シミュレーションゲーム。
大名のみで配下の武将は本作ではまだ登場しない。
プレイヤーは、戦国大名のひとりとなり混乱の世に終止符を打つために開墾・治水などを行い国力を増強し、軍団を強化して周辺国に攻め込み、領地を拡大して最終的には天下統一を目指す。
17ヶ国モード
スタートは1560年春。
プレイヤーは中部地方を中信とした17ヶ国のうちどれか1国の大名を担当する。
50ヶ国モード
スタートは1560年春。
プレイヤーは日本全国50ヶ国のうちどれか1国の大名を担当する。
コントローラー操作
十字ボタン | カーソル移動、数値入力 |
Aボタン | 決定 |
Bボタン | キャンセル、周辺地図 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始 |
BGM
他の歴史物ゲームのようにいかにも純和風のBGMではなく現代的なサウンドです。
戦闘場面のBGMがなんだかミョーに盛り上がります。
攻略動画
ゲームレビュー
コーエーと言えば歴史シミュレーションの本作、信長の野望と三国志シリーズですね。
まだ当時は、本格的な歴史シミュレーションゲームはパソコンでしか遊べなかった時代なので高価なパソコン本体をもっていない大部分のゲームファンは信長の野望・全国版は待望のタイトルでした。
基本的にはパソコン版シリーズ2作目の移殖となります。
当時のファミコン性能では武将の顔グラフィックは頑張っているのですがマップや城などのグラフィックは厳しいものがあります。
命令を出しても大部分が結果をテキストで表示されるだけなのでプレイヤーの想像力でカバーする感じです。
家庭用ゲームでプロデューサーとしてシブサワ・コウが表記されたのも本作からでした。
当時は誰それ?って感じでしたがすっかりブランド化しました。
評価できる点
当時のゲームとしては斬新な設定がプレイヤー君主が寿命がくると死亡する事や暗殺でも死亡する点などがあります。まさかゲームのキャラクターに寿命があるなんて何てリアルなゲームなんだと多くのプレイーヤーは支持した訳です。
他にはそれまでのファミコンのシミュレーションは攻める一方でしたが内政と戦争の分業制などもこの作品からですね。
マイナスな点
コーエーと言えば定価が高い!そんなイメージが定着するのも本作からでした。
何しろ当時の一般的なファミコンソフトの価格が4,900円~5,500円くらい。
それが信長の野望では強気に9,800円!
その強気価格をものともせず歴史ファンにターゲットを絞った事が功を奏して成功を収めました。
もじがぜんぶひらがなだし、その後スーファミやプレステにも移植されているので、今このファミコン版の信長の野望・全国版をプレイしろって言われるとつらいものがありますね。
独断評価チャート
まとめ
発売当時としては革新的とも言える人気シリーズの元祖ですが、ファミコン版は文字表記がひらがな、操作方法が独特、バッテリーが切れている可能性が高い、等の理由でマニア以外はスーファミ以降のアレンジ版をおすすめします。
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