1987年に発売された名作家庭用ゲーム機PCエンジンがPCエンジン miniとして最近のレロトゲーム復刻ブームに乗ってついに復活しました!
発売元は、ハドソンでもNECでもなくコナミデジタルエンタテインメントです。
もうハドソンという会社は2012年に消滅してしまっているので、現在では吸収合併したコナミがハドソンの権利関係を管理しているのです。

ちなみにハドソンのゲームキャラバンでは1988年から1994年までPCエンジンのタイトルが公認ソフトでした。
概要
ハードの設計、製造をホリ、ソフトの開発はエムツーがそれぞれ担当、販売はamazonの独占だったのでその他の楽天やYahoo!などで購入すると高くなり、ヨドバシカメラやビックカメラで取り扱っていないのはそのためです。
サイズはオリジナルの85%に縮小されています。
価格はやや高めか
定価は11,500円(税込)と8,778円のニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンと比べるとやや高めの価格設定ですが、その分収録タイトルは多めになっています。
収録タイトル
まず最初に50タイトルが発表されました。
PCエンジンは北米では『TurboGrafx-16 mini』という商品名で販売されていた過去があり、その収録タイトル16作も含みます。
その後に8つの追加タイトルがあり、合計で58タイトルが収録となりました。
PCエンジン タイトルラインナップ
- THE 功夫(1987年)
- 邪聖剣ネクロマンサー(1988年)
- ファンタジーゾーン(1988年)
- あっぱれ!ゲートボール(1988年)
- ネクタリス(1989年)
- ダンジョンエクスプローラー(1989年)
- ニュートピア(1989年)
- PC原人(1989年
- イースI・II(1989年)
- スーパーダライアス(1990年)
- スーパースターソルジャー(1990年)
- 大魔界村(1990年)
- オルディネス(1991年)
- ニュートピアII(1991年)
- グラディウス(1991年)
- スーパー桃太郎電鉄II(1991年)
- 忍者龍剣伝(1992年)
- スターパロジャー(1992年)
- SNATCHER(1992年)
- グラディウスII -GOFERの野望-(1992年)
- 超兄貴(1992年)
- 悪魔城ドラキュラX 血の輪廻(1993年)
- ボンバーマン’94(1993年)
- ときめきメモリアル(1994年)
- ボンバーマンぱにっくボンバー(1994年)
- 銀河婦警伝説サファイア(1995年)
- 天外魔境II 卍MARU(1992年)
- ドラゴンスピリット(1988年)
- 源平討魔伝(1990年)
- ワルキューレの伝説(1990年)
- ギャラガ’88(1988年)
- スプラッターハウス(1990年)
- 精霊戦士スプリガン(1991年)
- スプリガンmark2(1992年)
TurboGrafx-16 タイトルラインナップ
こちらは海外で発売されていたタイトルが収録されています。(ダブりあり)
メニュー画面で切り替える事でプレイが可能です。
アクションゲームは何の問題もなく遊べますが、英語表記のRPGはちときつい。
- NINJA SPIRIT
- BONK’S REVENGE
- J.J. & JEFF (カトちゃんケンちゃん海外版)
- SPACE HARRIER
- NEW ADVENTURE ISLAND
- PARASOL STARS
- Ys book I&II
- AIR ZONK
- NEUTOPIA II
- DUNGEON EX
- PLORER
- CADASH
- R-TYPE
- BLAZING LAZERS
- LORDS OF THUNDER
- SOLDIER BLADE
- Moto Roader
- MILITARY MADNESS
- BOMBERMAN ’93
- ALIEN CRUSH
- POWER GOLF
- CHEW-MAN-FU
- VICTORY RUN
- PSYCHOSIS
- NEUTOPIA
当時とは表現の規制の範囲など違いはありますが、基本的に原作を忠実に再現しているとのこと。
個人的には名作の『天外魔境II 卍MARU』が収録されたのは大変うれしい!
その反面、『ときメモ』ってPSでも発売されてるし今さらいるかな?
それよりもPCエンジン版の『ドルアーガの塔』とか『妖怪道中記』、『カトちゃん、ケンちゃん』を収録して欲しかった!
と思ったらJ.J. & JEFFというタイトルがカトちゃんケンちゃんのキャラクターを変更した海外版でした。
基本的な内容は一緒とは言えセリフは当たりまえですが全部英語です。
海外版との違い
海外版では「天外魔境II 卍MARU」と「ときめきメモリアル」が収録されておらず、代わりに「沙羅曼蛇」が収録されています。
「沙羅曼蛇」目当てで海外版を購入するマニアもいるでしょうね。
周辺機器
これらの周辺機器は、ホリコマンダーでお馴染みのホリよりPCエンジン mini本体と同じ3月19日発売されました、
ターボパッド for PCエンジン mini
Iボタン、IIボタン共に2段階の連射が切り替えられる連射パッドコントローラー
マルチタップ for PCエンジン mini
PCエンジン miniに唯一対応している複数人対戦できるUSBハブ。
購入するまでの経緯
正直、買おうかどうしようか迷いました。
ファミコンに比べてPCエンジンは、当時自分で持ってなくていとこの家にあるのをたまにプレイさせてもらうくらいで、あまり思い入れがありませんでした。
しかし、その分ファミコンよりも高性能なハードに対して憧れもありました。
まあ収録タイトルも50以上あってソフト1本に付き200円以下の計算になるし、それなら買っても良いかなと思いました。
前出のとおり、楽天とYahoo!では販売価格が高く、ヨドバシカメラとビックカメラでは取り扱ってなかったので選択の余地なく購入したのはamazonです。
本当はもっと早く注文して届いたのですが、時間がなくてほったらかしにして箱を開けるのが遅くなっていまいました。

セット内容

ACアダプターは別売りですが、USBから電源供給できるのでPCなどから電源を取る場合は特に必要ないですね。
家庭用コンセントからもスマホのアダプターを取り付ければ充電可能です。
これは任天堂クラシックミニと同じです。
オリジナルを忠実に再現したコントローラーの仕上がりにちょっと感動しました。
ボタンも押しやすく、しっかりとしています。

HDMIケーブルは、金メッキ仕様で任天堂よりもグレードが高いです。

本体の大きさは、ほぼ正方形なのでクラシックミニよりも長さは短く、幅はやや長めで並べるとこんな感じになります。

プレイスタート
まずメニュー画面ですが、クラシックミニに比べてタイトル画面のジャケット表示が大きく見やすいです。
とりあえず懐かしいファンタジーゾーンをやってみます。

改めてみてもグラフィックが素晴らしい移植です。これが本当に8ビット機なのか?って感じです。
ファンタジーゾーンってもう古いハードかダウンロードでしか遊べないので、かなり久しぶりにプレイしました。

かんたんなイメージがありましたが、ブランクと年齢のせいか1面をクリアするのがやっとでした。
どのゲームも共通でRUNボタンとSELECTボタンを同時に押すと好きな場面でセーブとロードが可能になっています。

まとめ
収録タイトルにやや不満はあるものの、興味はあったけど中古で個別に買うほどでもないしってソフトがいくつかあったのは収穫でした。
メチャクチャお得感があるかと言えばそうでもありませんが、損したって感じはないですね。
それでも懐かしいタイトルがこれだけまとめて遊べるのはやはり価値があると思います。
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