ナムコによるアーケードゲームのキャラクター、怪獣のようなロボットのようなワギャンを主人公にしたアクションゲーム第1弾。低年齢向けのはずなのに妙にアクションの難易度が高い。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ナムコ |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1989年 2月9日 |
価格 | 5,390円 |
容量 |
ゲーム概要
一発アウト制、右横スクロールアクションゲーム。
プレイヤーは、ワギャンを操作して悪魔の木を根城にワギャンランドを征服してしまった悪の天才科学者、ドクターデビルから平和を取りもどす冒険に出る。
スタート時にはスーパーマリオ3風のマップ画面が表示される。
ステージラストにはボスキャラがおり、対戦はアクションではなくしりとりと神経衰弱で行われる。
コントローラー操作
十字ボタン | 左右移動 |
Aボタン | ジャンプ(長押しでハイジャンプ) |
Bボタン | 音波砲を発射 |
セレクトボタン | マップ画面でワギャンの位置を確認 |
スタートボタン | ゲームのスタート、ポーズ |
ワギャナイザー
コースの途中に落ちているワギャナイザーを集めるとワギャンの武器である音波砲がパワーアップする。
ワギャナイザーを1つ取るごとに音波砲はギャ⇒ガー⇒ギャーと3段階に変化する。
パワー表示が4つになるとワギャンは一定時間無敵に変身できる。
BGM
非常にキャッチーで明るいBGMで覚えやすいですね。
ただ似ているタイプの曲が多いかな。
攻略動画
ゲームレビュー
ワギャンランドの大きな特徴は大きく2点。ひとつはワギャンの武器である音波砲は相手をしびれさせるだけで倒す事ができません。しびれている間に先に進むだけです。
相手を倒すのではなく、しびれさせて気絶させるだけというプレイヤーである低年齢層とその保護者に気をつかったやさしい世界観になっています。
このあたりの敵が死なないというゲームは、任天堂から発売されたMotherやスーパーファミコンで発売されたスヌーピーコンサートあたりとも共通点があります。
もう1点は、ボス戦がアクションではなくしりとりや神経衰弱といった頭脳戦になるという点です。
これが当時のゲームとしてはかなり斬新でした。
最初のステージをくぐり抜けステージボスが登場すると、なぜかワギャンが操作できない!なんでだろ?と思っていたら唐突にしりとりゲームが始まるのです。まさかのボス戦は一切のアクションなしというそれまでの常識を覆すゲームでした。
これがウケてワギャンランドは、シリーズ化される事になるのでした。
評価できる点
アクション一辺倒ではなく『しりとり』や『神経数弱』と言った考える要素を加えたのが良かった点。
これによってアクションが得意な子と思考が得意な子で協力してプレイできるのが受けました。
マイナスな点
低年齢向けのゲームにしてはアクションの難易度が結構シビアです。
覚えゲーなので慣れれば何とかなるレベルですが、それにしてももうちょっと何とかならなかったのか?
独断評価チャート
まとめ
横スクロールアクションになぞなぞ、神経衰弱といった子供が好きそうな要素を詰め込んだら結果的にうまくいったって感じの作品ですね。
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