ファミコンでシューティングゲーム過渡期に発売されたアーケードからの移植作。
斬新な要素もいくつかあったが、いかんせん難易度が高すぎた?
機種 | ファミリーコンピュータ |
---|---|
メーカー | ジャレコ |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 1986年4月17日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | 384K |
アーガスとは?
横にも若干スクロースする縦スクロールシューティングゲームです。
プレイヤーは、自機であるヴォル・アーグを操縦してステージラストにいるボスとなる浮遊要塞メガ・アーガスを撃破するのが目的となります。
メガ・アーガスは中央の点滅している部分が弱点で点滅時にしか攻撃が効かない。
Aボタンで地上、Bボタンで空中を攻撃するのは、ゼビウスと同様ですが、空中攻撃のみ奇数ステージは連射可能な前方のみショット、偶数ステージは3方向のショットとなります。
全16ステージ構成。
ゲームストーリー
ギリシャ神話の百眼巨神アーガスが、「メガ・アーガス」として現代によみがえった。
「メガ・アーガス」は次々と増殖し、地上を支配しようとしている。人類は「メガ・アーガス」の増殖を阻止するため、ファイター「ウォル・アーグ」に望みを託し発進させた!
はたして「ウォル・アーグ」は「メガ・アーガス」を倒し、増殖をくい止め、再び平和な地球を取り戻すことができるのだろうか!? さあ!テイク・オフ!!
説明書より
コントローラー操作
十字ボタン | 通常時 8方向移動 ランディング 上:上昇 下:下降 |
Aボタン | 地上攻撃 |
Bボタン | 空中攻撃 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
パワーアップパネル
地上には3種類のパワーアップパネルががり3回破壊する事でウォル・アーグをパワーアップができる。
P(パワー)
空中の敵を倒す対空ショットがパワーアップ。
B(バリア)
10秒間無敵状態になるバリア。
L(ランディング)
メガ・アーガスを倒した後の滑走路へのランディングで成功するとステージ内で破壊したLパネルの数に応じてボーナス得点がもらえる。
左右で位置を調整、マーカーのラインに上下でスピードをコントロールして決定。
ロボットに変形
ステージ上にある陰にヴォル・アーグの影を合わせるとロボット形態のウォル・アーマーに変形して一定時間は無敵状態になる。
ランディング
アーガスの裏技
無敵
- セレクトボタンが付いているジョイカード等のコントローラーを取り付ける。
- タイトル画面で取り付けた2コンのセレクトを押したままスタートする。
258,000点ボーナス
7面の地上パネルをB、P、L、+を順に撃破する。
BGM
全体的になんか妙にカッコ良くてワクワクするBGMです。
ステージBGMでメロディーに遅れてベースラインが入ってくる部分が良いですね。
アーガスの攻略動画
ゲームレビュー
自機も敵も全体的にスピード感はあまり感じませんが、敵弾の大きさと多さの為、かなり難しい部類に入ると思います。
評価できる点
当時、当たり前のように縦のみにスクロールするシューティングゲームがあふれていた中、横にもスクロールする(してるように見せる)というのはインパクトがあり新鮮でした。
また、それまで横スクロールではあったのに縦スクロールではほぼなかったロボットへの変形やステージクリア時のランディング等、新たな試みがあった意欲的なSTGでした。
マイナスな点
とにかく1面から難しい!
ステージ途中で地上物がピンクっていうか赤紫っぽい部分があるのですが、敵弾も同系色なので保護色になって見えにくい。しかも敵弾も大きく当たりやすいし。
入口である1面くらいはもう少し難易度を落としたほうが良かったんじゃないかな。
まとめ
従来のシューティングゲームにはない魅力もあるし、名作になりえる要素はあったゲームですが、所々で雑なんですよね。
例えばゼビウスだと対空がザッパーで対地がブラスターって攻撃方法にも独自の名前が付いてますが、アーガスにはないし、ロボットもせっかく登場させるなら変形する理由付けとか世界観とか確立しておけば良かったのにと思います。
この中途半端な投げやり加減や、かすってるのに惜しいなっていうのがジャレコっぽくて結構好きです。
コメント