ファン待望だったリアル等身のウルトラマンゲーム。
作品全体を通して原作愛にあふれている。
機種 | スーパーファミコン |
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メーカー | 販売 バンダイ 開発 ベック |
ジャンル | 対戦格闘 |
発売日 | 1991年4月6日 |
価格 | 7,800円 |
容量 |
ゲーム概要
サイドビュー、ステージクリア型アクションゲームだが1対1で戦う実質対戦格闘ゲーム。
プレイヤーはウルトラマンとなって、様々な敵怪獣と戦いながらステージクリアを目指す。
攻撃方法は、パンチ、キック、光線、バリア、投げの5種類。最後は必ず「FINISH」が点滅した状態にしてスペシウム光線で仕留めなければならない。
DIFFICULTY(難易度)は、EASY、NORMAL、HARDから選択可能。
登場怪獣
- ベムラー
- テレスドン
- ジャミラ
- ブルトン
- レッドキング
- バルタン星人
- ゴモラ
- メフィラス星人
- ジェロニモン
- ゼットン
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | キック |
Bボタン | パンチ |
Xボタン | ジャンプ |
Yボタン | 光線技 |
LRボタン | 光線技選択 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
歌なしのインストロメンタルとは言え、テーマソングである『ウルトラマンの歌』からスタートするのは何だかワクワクします。原作にあった曲とオリジナル曲を合わせたBGMですが違和感はありませんね。
攻略動画
ゲームレビュー
本作までのファミコン版ウルトラマン関連ゲームは、2等身のSDキャラクターのみでしたが、スーパーファミコンのスペックにより初の実写を取り込んだリアルなウルトラマンゲームとなりました。
一応アクションゲームに分類されますが、実質怪獣とのタイマン勝負なので対戦格闘ゲームでもあります。
ファミコン時代ではプレイヤーの想像上でしか戦えなかったリアルウルトラマンが操作できる本作はファン待望のゲームでした。
私はリアルタイムで見ていた世代ではありませんが、再放送では見ていたので当時としてはかなり高い再現度に感動しました。
評価できる点
何と言ってもオープニングからBGM、演出までウルトラマン放送当時の雰囲気を再現しようという原作愛を感じます。
ウルトラマンについて最初からスペシウム光線を使えば楽に怪獣を倒せるのにという指摘が以前からありましたが、敵にダメージを与え続ける事でやっと必殺技が繰り出せるというリアルな答えが本作にはあります。
マイナスな点
地味なキックでライフを削り、スペシウム光線で仕留めるか、派手なジャンプキックでダメージを与えてスペシウム光線で倒すかしかパターンがほぼない。
実際のウルトラマンは必ずスペシウム光線で倒していた訳ではありませんが、本作では必須です。
どんなに怪獣にダメージを与え続けてもスペシウム光線を使って倒さないと、どんどん怪獣のライフは回復していってしまいます。最初は説明書を読まずにプレイしたので「なんで倒せないんだ?」と理解できませんでした。
独断評価チャート
まとめ
アクションゲームとしてはかなりシンプルで粗いつくりですが、本作からは原作への強い愛とリスペクトが感じられます。
面白いかつまらないかと言えば確実に面白いと感じました。放送当時を知る世代も昭和レトロにロマンを感じる世代も一度はプレイして欲しい特撮ヒーローゲームの名作です。
本作は好評だったようでアーケード版、ゲームボーイ版にもアレンジされ移植されました。
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