パソコン版ゲームVOLGUARDの続編となるファミコン版シューティングゲーム。
ファミコンでは前作が発売されていなかったのでいきなりIIからというインパクトがあった。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | デービーソフト |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 1985年12月7日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | 512KB |
ゲーム概要
ライフ制シューティングゲーム。(残機なし)
巨大コンピュータ『ズイガム・ボルド』に支配された、20XX年の地球が舞台。
プレイヤーは、高機動戦闘メカ『ヴォルガードII』を操作して戦いに挑む。
パワーゲージはミサイルを撃つと減り、敵を倒すと増える。
ダメージメーターは自機の耐久力を表すものでありダメージを受けると増える。
全25面構成。
コントローラー操作(ロボット時)
十字ボタン | 左右 移動 上 ジャンプ 下 しゃがむ |
Aボタン | パンチ |
Bボタン | ミサイル |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
このヴォルガードⅡの大きなのひとつが斉藤康仁によるBGMです。
ベースラインがずっと同じで素人っぽい感じもありますが、テクノっぽい近未来的なサウンドがファミコンのチープな音源によって再生される事で不思議な魅力があります。
パワーアップの状態によってBGMが変化するのも当時としては新しかったし、それぞれに公式に歌詞が付いているのも斬新でした。
連射
れんしゃ れんしゃ ついたぞ れんしゃ すごい れんしゃ れんしゃ れんしゃ もうーこれでー あんーしんだー すごいー れんしゃー
8方向ミサイル
はちほうこう はーちほうこう にーごうきついたら ろくほうこう
レーザー
れーざー つよいぞ れーざー
バリアー
ばりやー Ahー ばりやー Ahー
攻略動画
裏技
ペンギン1000万点ボーナス
長年、噂にはなっていたが、出現条件が不明だったペンギン1000万点ボーナスが解明された。
ゲームレビュー
ヴォルガードIIってファミコンで発売された時点でいきなりヴォルガードⅡだったのでⅠはどこ行った?って感じですが、前作はパソコンで発売されていたのでした。
右横スクロールで地上戦ありのロボットに変形できるタイプはジャレコから発売されたフォーメーションZとイメージがかぶりますが、BGM一切なしで一発アウトのフォーメーションZに対してヴォルガードIIはライフ制でBGMもあります。
この当時、ライフ制のシューティングってかなり珍しかったのです。
しかもパワーゲージはミサイルを打つと減少するのでザコ敵にガンガン体当たりして倒すという戦略もかなり前衛的でした。
評価できる点
従来のシューティングゲームにはない画期的な面がいくつかあります。
- 自機がやたら頑丈でかなり攻撃を喰らっても平気。
- スコアが1点刻み。
- 攻撃すると減少するパワーゲージの存在。
マイナスな点
かなり攻めたゲーム内容だった為に全体的な完成度は低めです。
- 戦闘機とロボットの使い分けが不明瞭。
- 無駄弾を打つとエネルギーが減るので連射がマストだった当時のユーザーには受け入れにくかった。
- 結局ロボットになって歩いてパンチしたほうが強いのでバランスが悪い
独断評価チャート
まとめ
一見するとクソゲー風ですが、なかなかどうしてユニークで奥が深く、完成度は低いですが楽しめる革命的シューティングゲームです。
アイディアは非常に良かったと思いますが、先を行き過ぎていたと言うかファミコンの性能ではカバーしきれなかった面が多かった印象です。
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