ファイナルファイト【SFC】ガイはいないけど好移植

ファイナルファイト 横スクロール

アーケードから移植作となるカプコンのベルトスクロールアクションゲーム。
スーパーファミコンでよくぞここまで!というほどの当時としては見事な再現度だった。

機種スーパーファミコン
メーカーカプコン
ジャンルベルトスクロールアクション
発売日1990年12月21日
価格8,500円(税抜)
容量8MB
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ゲーム概要

ライフ制、ベルトスクロール式アクションゲーム。

プレイヤーは、キャラクターをコーディーかハガーで選択して右スクロールするステージを敵を倒しながらアイテムでパワーアップや体力回復をさせつつ犯罪組織マッドギアに誘拐されたハガーの娘ジェシカ救出を目指す。

ステージラストにはボスがおり倒すとステージクリア。

全5ステージ+ボーナスステージ2ステージ構成。

ゲームクリア

全5ステージをクリアしてジェシカを救出する。

ゲームオーバー

ライフゲージがゼロになるとワンミス、ストックを全て失うとゲームオーバー。
コンティニューは3回まで可能でステージ最初から再開。

【スーパーファミコン】ファイナルファイト CM

アーケード版との主な違い

  • 選択できるキャラクターがコーディー、ハガーのみで忍者のガイがカットされた。
  • ステージ4がまるまるカットされている。
  • 同時に登場する敵キャラが最大で3人まで減少した。
  • 2人同時プレイができない。
十字ボタン8方向移動
Aボタン使用しない
Bボタンジャンプ
Yと同時押しで必殺技
Xボタン使用しない
Yボタンパンチ、キック等の攻撃
Bと同時押しで必殺技
LRボタン使用しない
セレクトボタンゲームモード選択
スタートボタンゲームの開始、ゲームの一時中断・解除

BGM

ゲーム内容を見事に表現したベースラインを強調した緊張感のあるBGMが並びます。
90年の作品なのに90年代後半に流行したドラムンベースを先取りしたような先進性があります。

[SFC]ファイナルファイト(Final Fight)BGM集

攻略動画

【SFC】 ファイナルファイト クリア

ゲームレビュー

カプコンと言えば魔界村に代表される横スクロールアクションとファイナルファイトに代表されるベルトスクロールアクションのイメージがありますが、本作はその最初のタイトルとなります。

通常、スーパーファミコンでもアーケードからの移植では大幅に劣化移植が当たり前だった時代に違和感のないこの時代としては見事な移植作です。

ただ通常、家庭用に移植される場合は難易度が下がりますが、ファイナルファイトの場合はステージ数が減ったせいでアーケード版よりむしろ難易度が上がってますね。

評価できる点

ファイナルファイトの最大の魅力は何と言っても単純明快な操作方法と爽快さです。
攻撃ボタンが基本1つだけなのに多彩な攻撃が出来るので万人向けです。

スーパーファミコンでこれだけデカイキャラクターがスムーズに動くというのも驚きでした。

マイナスな点

敵キャラが多くなると処理落ちが起きて動作が遅くなります。

それと関係があるかも知れないのですが、一度敵の攻撃を喰らうとハメ技のように何もできず連続攻撃を受けてしまう場面がたまにあります。

アーケード版ではなかった事なのでスーファミ版独自の仕様のようです。

ソドム等の一部ボスが異常にスタミナがあったり攻撃力があったりバランスが悪い面もあります。

独断評価チャート

ファイナルファイトの評価チャート

まとめ

確かにアーケード版に比べるとさまざまな面がグレードダウンされていますが、それが致命的にはならずにプレイした感覚ではほとんど違いを感じません。

その他ハードでも移植されSwitch版ではアーケード版がカプコン ベルトアクション コレクションで安価にまとめてプレイできる現在ではコレクター以外に特に価値がなくなりましたが、この当時としては文句の付けようがない出来だった好移植と言えるでしょう。

本作ではガイを除外した罪滅ぼしなのか、のちにガイを主人公としたファイナルファイト・ガイが発売されました。しかし今度はコーディーが除外ってファンが望んでいたのはそういう事じゃなかったのでは?

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