アーケードから移植されたアイレムのファミコン第1弾ソフトとなるバイクレースゲーム。
レースと言いながら色々とメチャクチャでツッコミどころが多いのが特徴。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | アイレム |
ジャンル | レース |
発売日 | 1985年7月18日 |
価格 | 4,500円 |
容量 | 192KB |
ゲーム概要
見下ろし型レースゲーム。(ゴール間際だけ疑似3D視点)
プレイヤーは、モーターサイクル(バイク)を操縦して自動車と競走しながらアメリカ大陸を横断、走破を目指す。1レースごとにマシンの排気量が250cc→500cc→750cc→1000cc→1200ccとアップし最高時速も速くなる。
コース上には水溜り、川、岩、茂みと言った障害があり接触するとスリップや転倒してしまう。
逆に補給用の燃料を拾えば残り燃料が増量する。
レース | 排気量(C.C.) | 最高時速(Km/h) |
1 | 250 | 180 |
2 | 500 | 240 |
3 | 750 | 300 |
4 | 1,000 | 360 |
5~ | 1,200 | 420 |
ロスアンゼルスを90位からスタートしてラスベガス、ヒューストン、セントルイス、シカゴそれぞれのチェックポイントを通過し最終ゴールはニューヨーク。
コースはオンロード、オフロードに分かれており、各コースの最後はハイウェイを通り、チェックポイントの都市に入る。
コントローラー操作
十字ボタン | 左右移動 |
Aボタン | アクセル |
Bボタン | ブレーキ |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
レースゲームにふさわしいスピード感と臨場感のあるBGMですね。
ゴールした時のBGMはアメリカ国歌なんですね。
攻略動画
ゲームレビュー
アイレム初のファミコンソフト、ジッピーレース。なんのレースかは分かりませんが、何やらレースをしています。
スタート地点、バイクで走り出すと早速2台の車が幅寄せをしてきます。いきなりクラッシュの危機!
さらに進むとどの車もバイクの行く手を阻み幅寄せしてきます。全ドライバーがあおり運転というとんでもない世界です。
やっとチェックポイントに着いたと安心してはいけません。今度はハイウェイで対向車が対向車線を無視して逆走してきます。高速道路で逆走って怖すぎる・・・
ここで避けきれないとゴールとはなりません。ジッピーレースの世界には交通ルールはないようです。
ジッピーレースと言えばソフト上部中央に光る赤いランプですね。
アイレムのソフトはこの赤ランプが目印だったのですが、特に最初に発売されたジッピーレースは印象深いものがあります。
まあランプが光ったからってなんて事はないのですが。
評価できる点
右側にあるステータスバーでプレイヤーがコースの大体どのくらいの位置を走っているのかを把握できるようになっています。当時としては新しい試みでチェックポイントにゴールすると自分の順位が表示されるのも励みになります。
マイナスな点
ゲーム内容自体は極めて単純です。
上記のステータスバーや順位表示がなければ多くのプレイヤーが途中で飽きてしまいそう。
独断評価チャート
まとめ
昔の作品なのでかなり粗削りなゲームです。
ただその粗さが今のゲームにはない妙な魅力にもなっています。
それにしてもバイク1台と複数の車と争うレースなんてあるのだろうか?
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