テレビドラマで放送されていた水戸黄門をモチーフとするファミコンソフトで正式なタイトルは天下のご意見番 水戸黄門。
サン電子+時代物の組み合わせはクソゲーを約束されたようなものだった!?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | サンソフト(サン電子) |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1987年8月11日 |
価格 | 5,300円 |
容量 | 2M |
ゲーム概要
時代劇『水戸黄門』をモチーフとしたライフ制、見下ろし型アクションゲーム。
各ステージが一話形式になっており、住人に聞き込みをして「てがかり」を集めて事件の解決をしていく。
- 箱根
- 大阪
- 京都
- 金沢
- 広前
- 盛岡
- 水戸
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | 住人と話す |
Bボタン | パンチ |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
キャラクター
ステージ毎に偶数面と奇数面で使えるキャラクターが助さんと格さんになるが能力は同じ。
その他にお助けキャラクターが登場する。
メイン | お助け | |
奇数 | 格さん | 八兵衛、弥七 |
偶数 | 助さん | 又平、お銀 |
音声合成
このゲームの最大のウリがこの音声合成によるセリフです。
それまでのようなコンピュータの音声ではなく、実際の人の声をサンプリングした音声だったのでインパクトが大きかった。
「静まれ、静まれ!!この紋所が目に入らぬか!
オープニング
こちらにおわすお方をどなたと心得る。恐れ多くも先の副将軍、水戸光圀公であらせられるぞ!
一同、頭が高い!控えおろう!」
BGM
ドラマ版と同じくテーマ曲の『あゝ人生に涙あり』が流れます。
メインBGMもやはり純和風ですが、取り立てて面白いって感じでもないかな。
攻略動画
ゲームレビュー
何となく面白そうと購入してみた天下のご意見番 水戸黄門ですが、例によって説明書がない状態の中古で購入したので、どうやってプレイして良いか分からず、とりあえず町ゆく住人達を殴りまくってました。
あとでAボタンで住人に聞き込みをしてネタを集めて黄門様のところに届けて裁いてもらうってシステムだと知りましたが、どっちみちすぐにゲームオーバーになるのでたいして意味なかった。
評価できる点
一応、時代劇ドラマでお馴染みの黄門様ご一行メンバーである助さん格さん、八兵衛、お銀、弥七などメンバーはそろっています。
所々で合成音声によるセリフが収録されているのも当時としては珍しい点でした。
マイナスな点
町ゆく人が善人か悪人かの判断が付きにくいので話を聞こうとすると攻撃されたりします。
しかも、こっちの格さんは素手なのに相手は飛び道具を持ってるんですよ。ハンデありすぎ。
一番困るのが幽霊です。
コイツって同じサン電子のいっきや東海道五十三次にも登場していたキャラなんですが、この水戸黄門ではヒットポイントまで減らされちゃうんです。
お札がないと憑りつかれたらしばらく待つしかないし、その間にどんどん格さんは衰弱するわ、コイツに何度やられた事か・・・
独断評価チャート
まとめ
時代物で2メガの大容量といえばコナミから発売されたがんばれゴエモンからくり道中が有名ですが、比べ物にならないほど完成度は低いです。
なぜかAmazonのレビューの評価が高いのが嘘だろ?って感じ。
発売元のサン電子(現在のサンソフト)と言えば、いっき、東海道五十三次、アトランチスの謎と次々にファミコン史に残るクソゲーを残したクソゲー製造工場とも言えるメーカー。
そのメーカーから発売された時代物は、いっき、東海道五十三次という流れがあってこの水戸黄門。
期待を裏切らないクソゲーっぷりです!
とにかく難しい・・・っていうか幽霊もそうだし、やる事が多いのに時間制限もあるし、理不尽な事が多すぎる。
ただ、クソゲーってひと言で片づけるにはちょっと気が引けるっていうか、いっき同様に可愛げのある愛すべきクソゲーって感じですね。
面白そうな要素は多いのにそれを知る前にゲームオーバーになってしまうっていうそんな作品です。
なんと!この水戸黄門シリーズの続編である2が発売されているのです。ちょっと驚きです。
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