神様に囚われの身になった聖飢魔Ⅱメンバーを自称悪魔のデーモン小暮(現デーモン閣下)が救出するアクションゲーム。
でもBGMにはバンドの楽曲を使われておらず、あれ?って感じ。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | CBSソニー |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1986年12月24日 |
価格 | 4,900円 |
累計売上 | ?本 |
ゲーム概要
ライフ制サイドビュー・アクションゲーム。
ライフタイムが残っていればいくら敵に接触してもゲームオーバーにはならない。
プレイヤーは、デーモン小暮を操作してステージ内にある貢物(リンゴ、お金、人形など)のアイテムを全部集めてゼウスに囚われたメンバー4人をステージ毎に救出していく。
4つのアクション面とゼウス面、大黒ミサ面(悪魔寺)の合計6つ面があり、アクション面には各メンバーが捕らえられている。面は8つのセクションから構成されている。
- ジェイル・ゾーン(ジェイル大橋)
- レイデン・ゾーン(ライデン湯沢)
- エース・ゾーン(エース清水)
- ゼノン・ゾーン(ゼノン石川)
4人のメンバーを救出するとプレイヤー(デーモン小暮)とゼウスの宿命の対決となる。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | 攻撃 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
確かに悪魔のイメージどおりの不気味なBGM。とは言え聖飢魔IIの楽曲は一切使われておらず、作曲にメンバーも関わっていないのはミュージシャンのゲームとしては致命的。
何か大人の事情があったのかも?
攻略動画
ゲームレビュー
『聖飢魔Ⅱ 悪魔の逆襲』が発売されたのは1986年というバブルの真っ只中でした。
景気が良く、ファミコンソフトを発売すればどんな内容でもそれなりに売れたのでゲームメーカー以外も続々参入してきました。
レコードメーカーであるCBSソニーもその中のメーカーのひとつであり、当時、ミュージシャンとしてもタレントとしても人気だったデーモン小暮が起用されました。
現在でもニュースや相撲コメンテーターとして活躍していますが(デーモン閣下と改名)、当時の人気はかなりものので翌年にオールナイトニッポンのパーソナリティーとしても人気になります。
評価できる点
聖飢魔Ⅱの悪魔っぽい雰囲気はグラフィックやBGMで表現できていると思います。
マイナスな点
ゲームとしては画面上のアイテムを全部取るだけという単純作業に1面から嫌気がさしてしまいました。
デーモン閣下のジャンプが、かなりクセが強くボタン操作の後にやや時間差があってジャンプして空中で着地点をコントロールするというのが慣れるまでひと苦労します。
独断評価チャート
まとめ
ライフ制で難易度はさほど高くないですし、それなりに遊べる内容ではありますが、ひと言でいうとただ純粋につまらなかったです。
ステージ毎に楽器を取り戻して完成させるというコンセプトは迷宮組曲と似ていて面白いのですが、なんて言うかゲームへの愛やこだわりがほとんど感じられず、ただ出せば売れるから発売したというのがありありと感じられます。
そんな畑違いのゲームを発売したソニーも10年後くらいしてプレイステーションでゲーム業界に本格参戦して天下を取ってしまうのだから分からないものです。
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