パソコンゲームが元となり、その後アーケードで人気になりファミコンにも移植されたチョップリフター。
ヘリを使ったシューティングゲームだったが、人命救助がテーマだったのが当時のユーザーに理解しにくい部分だったのかも。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ジャレコ |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 1986年6月26日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | 384K |
ゲーム概要
横スクロール式シューティングゲーム。
ハドソンから発売された『ロードランナー』、『バンゲリングベイ』に続くバンゲリング三部作ラストになる。
プレイヤーは、戦闘ヘリ、ホークZの向きを変えながらバンゲリング帝国の各収容所で捕虜になっている仲間を救出し基地に帰還させて救出した捕虜たちを解放するのが目的。
全4シーン構成で1シーンに基地が4パターンあり捕まっている捕虜人数は各8名。
ヘリの最大収容人数は8人。
パワーアップアイテム類は一切なし。
ステージ毎に20人以上の仲間を救出するとクリア。全4面、エンディングなし、以降はループ構造。
敵の攻撃に当たる、地上、建物、船、洞窟の天井に当たるとワンミス。燃料計がゼロになるとワンミス、捕虜が全て死亡するか残機を全て失うとゲームオーバー。
ステージ
- 砂漠(ステージ1)
- 海(ステージ2)
- 洞窟(ステージ3)
- 摩天楼(ステージ4)
コントローラー操作
十字ボタン | ヘリの移動 |
Aボタン | ヘリの向きを変える |
Bボタン | 機関砲を発射 正面を向いている時のみ爆弾 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
特にこれと言ってどうって言う感じのBGMではないです。
ステージが変化してもBGMはずっと一緒です。
ステージクリアした時に流れるBGMは気持ち良いですね。
ゲームレビュー
私はオリジナルのアーケード版やパソコン版チョップリフターはプレイしていませんが、ファミコン版はヘリの攻撃が単発なのでかなり難易度が上がっているようです。その反面、ファミコン版は難易度が下がっているという情報もありどっちなんだ?
実際にプレイしてみた感想としては激ムズでした。
スタートして数秒で敵の攻撃に当たってすぐにゲームオーバー。画面上に見えない後ろの敵からの攻撃が来る事に関しては何じゃこれ?って感じ。
バンゲリング3部作のひとつだそうですが、そもそもベンゲリング三部作って何?
大体ロードランナーとバンゲリングベイってハドソンから発売されたのにチョップリフターだけはジャレコなんですよね。
評価できる点
ジャレコらしく移植自体は成功したとは言い難いようですが、同じくジャレコから発売されたフォーメーションZと共通する多重スクロールする背景は当時としてはなかなかだったと言えるでしょう。同じ横スクロールシューティングだし、敵の攻撃パターンも似ています。
通常のシューティングゲームが、単にステージクリアや敵の殲滅を目的としているのに対してチョップリフターでは敵をいくら倒してもスクロールを進めてもクリアにはならず、捕虜を救出して基地に戻すというのが目的というのが非常にユニークな点です。
またAボタンでヘリの向きを変える独自の操作方法は他のゲームではあまりない要素です。
マイナスな点
ステージが4つしかなく、すぐにクリアされては困る初期ファミコンの宿命とは言え、あまりに難し過ぎる。
慣れるにはかなりの練習が必要でしょう。
独断評価チャート
![チョップリフターの評価チャート](https://famicon-meisaku.som4.net/wp-content/uploads/2022/09/Screenshot-2022-09-14-at-14-53-20-円グラフ、レーダーチャート、棒グラフ画像を簡単につくれるグラフジェネレーター-ちゃちゃっと.png)
まとめ
難易度は非常に高く、万人におすすめでするゲームではありませんが、敵をどれだけ倒す事ではなく見方をどれだけ救出するのかに重点を置いた他のファミコンのシューティングゲームにはない魅力もあるのは確かです。
地味にシリーズ化されており、ゲームボーイでチョップリフター2、スーパーファミコンでチョップリフター3が発売されています。
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