クソゲーの宝庫である徳間書店から発売された1984年公開の大ヒットハリウッド映画のファミコン版。
どこを切り取ってもポンコツっぷりはレジェンド・オブ・クソゲー。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 徳間書店 |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1986年7月30日 |
価格 | 4,500円 |
容量 | 320K |
ゲーム概要
4部構成のアクションゲーム。
プレイヤーはゴーストバスターズのメンバーを操作してニューヨークの街で暴れるゴーストを退治する。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動 上 スピードUP 下 スピードDown |
Aボタン | ビルに入る ゴーストを吸い込む 前に進む ゴーザを攻撃 |
Bボタン | ステータス確認 ゴーストバスターズの交代 ドアを開ける |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
ステージ構成
シティマップ画面
一番最初に表示される画面。行き先を指定する以外やる事がない。
道路面
縦スクロールのカーチェイスステージ。
なぜか全ての車が幅寄せをしてくる。ぶつかると罰金となり所持金が減る。
「GHOST ALARM」というアイテムの買取価格が販売価格より高い価格になっており、売買を繰り返すことによりお金が無限に貯める事ができる。
ビル面
ビルの側面で捕獲ビームを使ってゴーストを捕獲するステージ。
階段面
ビルの22回屋上まで階段で駆け上がるステージ。
ボタン連打し続ける必要があるので連射パッドがないとかなりキツイ。
ゴーザ対決面
ビルの屋上でラスボスとなるゴーザと対決するステージ。
BGM
あの映画でのテーマ曲であるレイパーカーJRの大ヒット曲『ゴーストバスターズ』をアレンジしたBGMです。
それは良いのですが、ステージが変化してもずっと同じままなのです。
ゴーストバスターズ攻略動画
ゲームレビュー
本作『ゴーストバスターズ』は、ファミリーコンピュータマガジンを発行していた徳間書店から発売されました。当然ファミマガ誌上ではこれでもか!とあおり宣伝が繰り返されましたが、開発が遅れなかなか発売出来なかった経緯があります。
当時のファミマガの影響力は非常に大きかったので騙された読者は数多くいました。
電源を入れてタイトル画面でスタートボタンを押すとかなり粗い音質とは言え「ゴーストバスターズ!」という合成音声が流れます。
そしてマップ画面になり、あの有名なゴーストバスターズのメロディーがBGMとして流れます。
思わず「おおっ!」と感じさせる展開ですが、この時点がこのゲームのピークであり完全なる出オチです。
どんなにプレイしてエンディングまで行ったとしても面白い展開は一切なく苦行が続きます。
シティマップ画面ではショップやガソリンスタンドへ移動したりゴーストを捕獲する建物を選択して、その後は強制的に毎回カーチェイスの道路面っていうこの流れいるのか?
あおり運転のとばっちりを受けてどんどん資金が減っていきながら、勝手に車が停止したショップに到着しても何をどうするのか説明を受けないと分からないし、気づいたら資金が尽きてゲームオーバー。
階段面では連射機能がないとまずクリアは不可能。
ゴーザ対決面では、映画では全身タイツっぽいゴーザがなぜかパンツをはいている。
苦労の末クリアしてもエンディングときたら・・・
謎のエンディング『りり』
ラスポス、ゴーザを倒して30秒ほど待つとエンディングが表示されるはずが、謎の『りり』という文字が表示されてゲームは唐突にエンディングを向かえます。
後にプログラミングミスだと分かりますが、これをごまかす為に徳間書店のファミリーコンピュータマガジン誌上では『りり』がプレゼントキーワードとなっていました。
評価できる点
・・・ない。
マイナスな点
- 説明書を読まないと訳が分からない。
- 読んだ所でやっぱり訳が分からない。
- エンディングがプログラミングミス。
- その他、スペルミス、表記ミスが多い。
- BGMが最初から最後までずっと同じ。
独断評価チャート
まとめ
他のクソゲーとして有名ないっきとかスペランカーとかにあるようなココをもうちょっと改善したら良ゲーなのにっていう惜しい感じは一切しない真のクソゲーです。
最初から最後まで貫かれたクソゲーっぷりは一度プレイしてみる価値はあるかも?
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