テクモのアーケードゲームのリメイク移植ソフト。
名作かクソゲーか、アルゴスの戦士の横に付けられた『はちゃめちゃ大進撃』のタイトルとは裏腹の硬派なゲーム内容に賛否両論!?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | テクモ |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1987年4月17日 |
価格 | 4,980円 |
容量 | 1MB |
ゲーム概要
4方向任意スクロール式アクションゲーム。
アルゴスの戦士である主人公が、各ポイントにいる仙人の助言を聞きながら強力な武器を手に入れ、闘神インドラの力を借り、聖地アルゴールに平和を取り戻す旅に出かける。
アクションゲームでありながらRPG要素があり、敵を一体倒すごとにプレイヤーの攻撃力や防御力の数値が上昇する。
ラウンド27で待ち構える獣王ライガーを倒す。
体力メーターがゼロになるとゲームオーバー。(スタートボタンでコンティニュー)
ゲームストーリー
それは、ある日突然訪れた。
かつて、伝説の五神インドラが繁栄させたといわれる、聖地アルゴールの空を覆いつくすように、空飛ぶ城、獣王ライガーの牙城が出現したのだ。
天空から舞い降りた獣人族は残虐の限りを尽し、一夜にして悪の帝国を築いた。
しかもライガーは、五神インドラの創り出した平和の象徴である「平和の扉」を奪い去った。
平和の望みは扉と共に消え、人々は笑顔を失ない、古くから伝わる予言書の一節を唱え続けるだけであった。
「大地が獣に覆われし時、アルゴスの地より戦士甦えりてこれを救わん」人々の悲痛な祈りは山々に響き渡り、遠くアルゴスの地にこだました。戦士は今甦える。
闘神インドラの力を借りよ。ライガーを倒し、再び平和の扉を開け。獣王は天空にあり!
コントーローラー操作
スタートボタン | ゲームスタート ゲーム中に押すとサブ画面 |
セレクトボタン | ポーズ |
十字ボタン | 移動 アイテム選択 上下+B くさりガマの使用 上下+A 能力選択(サブ) 左右アイテム選択(サブ) |
Aボタン | ジャンプ アイテム使用 潜在能力使用 |
Bボタン | 攻撃 アイテムを決定 |
潜在能力
潜在能力を使うには、サブ画面で十字ボタンの上下で選択し、Aボタンで決定する。
一定の精神力が消費され、その潜在能力が発揮される。
パワーアップ | (精神力3使用) ディスカーマーのくさりがのびる。ただし、一回のみ。 |
戦士の気合 | (精神力5使用) Bボタンを押すと、画面内のすべての敵に一回分の攻撃のダメージを与えられる。十回使えるぞ。 |
体力回復 | (精神力7使用) 体力メーターが満タンにまで回復する。 |
コンティニューモード
スタートボタンを押すだけでコンティニューモードになる親切設定。
BGM
勇ましさの中にも不気味さがある独特の味のあるBGM。
厳かな『天空の牙城』、感動的な『エンディングテーマ』などが印象に残ります。
臨場感のある素晴らしいBGMです。
アルゴスの戦士の裏技
ワープ
天空島
- エルガを飛び越え画面右へ進む
- 木にあたらないギリギリの所でジャンプ
- 敵の攻撃で右に弾かれてタイミングによって画面がバグる(かなりシビア)
- 天空島ラピルス戦からスタート
ライガーの部屋
- ラピルスからあと1撃でやられる状態までライフを減らす
- 出入り口の直前に立つ
- ラピルスの攻撃で後方に飛びながらゲームオーバー
- コンテニューするとライガーの部屋の前からスタート
ゲームレビュー
同じアルゴスの戦士というタイトルのゲームは何種類かありますが、ファミコン版は『はちゃめちゃ大進撃』というサブタイトルが付けられています。
これはファミコンのメインターゲットである子供向けに後から付けられたタイトルでした。
パッケージだけ見るとかわいいキャラクターが出てくるアクションゲーム風ですが、実際にプレイしてみるとキャラクターもゲームの難易度もBGMも一切かわいさなしの硬派路線。
後にPS2でリメイクされてこんな感じになっちゃうんだから技術の進歩はすごいですね。
評価できる点
中世だか近代だか時代背景や何だかよく分からない中で敵キャラクターの気持ち悪い個性的なデザインが際立っています。
その敵に対してヨーヨーを武器に山岳地帯で戦いを挑むこのゲームの世界観がユーザーを引き込みます。
マイナスな点
主人公の動きはジャンプ力もさほどないリアル路線です。
特にジャンプの着地判定に厳しくて何度崖から滑落死した事か分からないほど。
スーパーマリオのようなジャンプした後に空中で操作して着地地点を調整するのに慣れちゃってると、この手のジャンプ後に操作がまったくできないゲームは、操作が難しいと感じます。
救いは敵に接触しても一発アウトじゃないライフ制な事。だけど結局崖から落ちたら一発アウト。
敵キャラ自体は、それほど強いと感じないけど、ジャンプの操作がゲーム全体の難易度を上げているのは悪魔城ドラキュラと似ています。
独断評価チャート

まとめ
敵キャラクターとBGM以外で印象的なのがディスカーマっていうヨーヨーの武器ですな。
当時は、スケバン刑事が流行ってたから取り入れた武器なんでしょうけど、今でもインパクトがある武器です。
クソゲースレスレの難易度と当時としては広大なマップ。
今思い起こすとなんかすごくテクモっぽいゲームだなと。
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