激ムズでRPG要素のあるファンタジーアクションゲームでサンソフトファミコン第8弾ソフト。
現在でも人気がある一番の理由は、ヒロインであるルシアのコスチューム?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | サンソフト(サン電子) |
ジャンル | アクション(横) |
発売日 | 1986年12月18日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | 512KB |
マドゥーラの翼とは?
横スクロールのアイテムによって成長するRPG要素のあるアクションゲーム。
主人公ルシアは、スタート時は弱い剣しか持っていないが、アイテムを得る事で徐々にパワーアップする。
ステージ後半にいるボスを倒して奥にある宝玉を取ってから扉に入るとステージクリア。
クリアするとMPは回復するが、HPはそのままで次ステージへ進む鬼畜仕様。
ライフ制で全16ステージ構成。
魔法
ルシアはステージ上にあるアイテムを入手する事で6種類の魔法攻撃ができる。
1回使うたびにMPを消費する。
MP | 効果 | |
フレイムソード | 10 | 炎で攻撃 |
マジックボム | 20 | 上下に分裂弾 |
バウンドボール | 10 | 前面に障害物にバウンドする攻撃弾 |
シールドボール | 150 | 周囲にシールド弾 |
スマッシャー | 100 | 前面に炎の弾を複数出す |
フラッシュ | 500 | 敵全体にダメージ |
コントローラー操作
十字ボタン | 移動、 マドゥーラの翼入手後は下+Aで空中移動 |
Aボタン | ジャンプ |
Bボタン | 攻撃、武器の決定 |
セレクトボタン | ポーズ後の武器の選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
マドゥーラの翼の裏技
コンティニュー&ステージセレクト
セレクトボタンを押しながらスタートボタンを押すと、それまで所有したアイテムと最大HP、MPを維持したままコンティニューできる。
BGM
勇ましい中にもちょっと憂いがあるようなメインBGM。
このBGMじゃなかったら何度もやり直さなかったかも。
攻略動画
動画では簡単にクリアしていますが、決して簡単なゲームではないので攻略にはかなりの練習が必要です。
ゲームレビュー
マドゥーラの翼の主人公ルシアは、ビキニアーマーのキャラとして紹介される事もありますが、良く見るとレオタード?ワンピースみたいなコスチュームですね。
いずれにしてもこんな露出度の高い戦闘服で戦うメリットなんてどう考えてもないはずですが、そのおかげかファミコンのキャラの中でも人気の高いヒロインです。
ところでルシアのカラーリングがゲーム画面とパッケージとだいぶ違っています。
これはワルキューレの冒険と同様ですが、なにか事情があって変更になったのでしょうかね?
評価できる点
通常の横スクロールアクションに比べてアイテムによる成長があって魔法攻撃のバリエーションも多いので、その分楽しめます。
ファンタジーRPG風のアクションゲームってありがちかも知れませんが、他と差別化を図る意味で主人公を女の子にしたのが最大の評価できる点ですね。
あと背景グラフィックの色使いが派手目でサイケデリックな色合いなのもユニークで印象に残ります。
マイナスな点
1面はさすがにクリアしやすくはなっていますが、2面からは結構難しくなるので、このゲームの面白さを理解する前にクソゲー扱いされて終わってしまう可能性があります。
後半に行くほどステージ構成が複雑で簡単には攻略できません。
まとめ
ひと言で言うと難易度の高いドラゴンバスターにメトロイドやリンクの冒険の要素を足したヒロイン版って感じです。
ゲームマニアには有名な作品ですが、ライトなゲームファンやアクションが苦手な人には、かなり難易度が高いのでお勧めできません。
内容的には粗さが目立つサンソフトクオリティでクソゲーと評価されても仕方ない面があり、主人公が女の子なのでアテナと同様にゲームファンの評価がだいぶ補正されているように感じます。
その反面、ゲームオーバーになっても何度もやり直したくなってしまう魅力も詰まったゲームです。
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