ヒナ鳥を育てる親鳥の気分を味わえるほのぼの風アクションゲーム。
ほのぼの風って所がポイントで実際は結構ハードモード。
ひたすら外敵を遠ざつつエサを運ぶだけを全999面繰り返す、ある意味苦行的なゲーム内容?
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 東芝EMI |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1986年6月3日 |
価格 | 4,900円 |
累計売上 | ?万本 |
ゲーム概要
3画面横スクロール式アクションゲーム。
親鳥はヒナ鳥に虫を与えて(1面のみ3匹、以降4匹)成長させたら次のラウンドへ進む。
3ラウンド終了ごとに、ボーナス・ラウンドがあり、一定時間内にトビ魚やリンゴ1尾(個)を取ると100点のボーナス点がもらえる。
得点が30,000点を超えると親鳥マミーの数が1UPする。
コントローラー操作
十字ボタン | 親鳥(マミー)移動 |
Aボタン | キノコを落とす |
Bボタン | STUDY GAMEのスタート |
セレクトボタン | GAME STARTかSTUDY GAMEかを選択 |
スタートボタン | スタート、ポーズ |
バードウィーゲームストーリー
ここはきらめく光のもと、さわやかな風がそよぐ野鳥の王国。その自然の中で、木や花を相手に暮らす鳥がいました。
その鳥の名はマミー。マミーはやがて大きくなり、卵を生み、その卵がかえった時、はじめて自分が巣を作った場所が危険な所であることに気づいたのでした。
さあ大変!マミーはびっくりしてしまいました。でもヒナ鳥たちはおなかがすくと大きな口をあけてさわぎます。「えいっ」マミーは巣から飛び出しました。そこにはマミーをやっつけようとする動物たちがまちうけています。マミーは逃まわりながらヒナ達にエサを食べさせているうちに、キノコがはえているのを見つけました。「そうだ、あのキノコでやっつけてやろう!」。マミーはキノコをぶつけて動物たちを気絶させることをおぼえました。
それからというものマミーは、花たちが咲きほこっている春の日も、紅葉できれいな秋の日も、ヒナ達のエサを求めて巣から飛び出してゆくのでした。
BGM
何の盛り上がりもないのどかな日常のようであり、気が狂いそうな退屈さもある、このゲームを象徴するような音楽ですね。
攻略動画
ゲームレビュー
バード・ウィークというタイトルは、当時うっすらと人気だったバードウォッチングから来ているのだと思いますが、そんなのんびりした癒し系のゲームではありません。
評価できる点
キャラクターがかわいい事と実際のところ小鳥が外敵に攻撃方法なんてない訳ですから自然界のパワーバランスとしては正しいですよね。
マイナスな点
ヒナ鳥はしばらく何も食べないと餓死してしまう・・・なのに敵に対する直接の攻撃方法がAボタンでキノコを落とす事だけが唯一の攻撃方法というもどかしさがあります。
ヒナ鳥のエサやりをジャマする敵キャラは大きい鳥、ネズミ、ムササビなどの野生動物がいます。
これらは、地面に生えているキノコをぶつける事で撃退が可能なのですが、倒せるわけではなく一時的に気絶されるだけです。
まとめ
敵キャラは絶対に死なないのに、自分のヒナはあっさりと餓死してしまう理不尽さに野生の厳しさを感じます。
面が進むごとに、ヒナ鳥数も増えて難易度はドンドン上がります。
ヒナ鳥を餓死させたくないから絶え間なく働き続けるしかないので心休まるようで全然休まらないゲームなのでした。
コメント
ループゲームですけど36面クリア後にEDが見れます