マッハライダーは、任天堂から発売されたファミコンレースゲーム第3弾の超高速バイクレースゲーム、従来の路線から外れたちょっとワイルドな世界観が魅力。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | 販売:任天堂 開発:HAL研究所 |
ジャンル | レース |
発売日 | 1985年11月21日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | 320KB |
ゲーム概要
疑似3Dバイクレースゲーム。
プレイヤーは、ひとり生き残り新天地を求めて荒野を走行するマッハライダーを操作して後方から迫る敵の暴徒ライダーをバックミラーで確認し、マシンガンを撃って倒しながらゴールを目指す。
コースの状況に応じて4段階にギアチェンジが可能。
コース上には水たまり、オイル、鋲、岩、などの障害物があり、接触するとスリップしたり爆死したりする。
ゲームモード
FIGHTING COURSE
コースクリアがメインの残機制モード。
ENDURANCE COURSE
指定された時間内に、与えられた距離を走破するタイムアタックモード。
SOLO COURSE
時間内にゴールするENDURANCE COURSEと同じで敵の車が走らない初心者向けコース。
コントローラー操作
十字ボタン | 上…シフトアップ 4速→最高速 下…シフトダウン 1速→最低速 左…ハンドルが左側に切る 右…ハンドルが右側に切る |
Aボタン | アクセルボタン、離すとブレーキ |
Bボタン | マシンガン発射 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
マッドマックスとか近未来SFを意識したようなBGMで、ちょっと不安感をあおる感じがそれまでの任天堂のゲームになかった印象があります。
マッハライダーの裏技
コンティニュー
タイトル画面でコントローラー1の右とBボタンを押しながらスタートボタンを押す。(5面毎のコースコンティニューモード)
ゲームレビュー
マッハライダーは、F1レースやエキサイトバイクに続く任天堂のレースゲームですが、これまでのレースゲームとの大きな違いはマシンガンで敵を攻撃できるという点です。
レースゲームにしてはいささか野蛮ですが、これは80年代にヒットした映画『マッドマックス』やアニメ『北斗の拳』の世紀末的な世界観を取り入れたものでしょう。
細かい設定は不明ですが、おそらく近未来の荒廃した世界の路上をマッハライダーは走っているのでしょう。
トロトロ入っていると後続車に体当たりされてあっと言う間にバイクは大破、あるのはアクセルのみでブレーキはナシ、そして路上には水たまりや何故かオイル、鋲、岩、爆弾の障害物が置いてあり、これらに当たるとスリップしてしまいます。
評価できる点
レースゲームとしてはF-1レースと大差なく平凡なのですが、バイクにマシンガンが搭載されているバイオレンスさ、整備された路上に岩やドラム缶や爆弾が普通に置いてあったりと何だか設定に色々とツッコミ所が多いこのカオス感こそがマッハライダーの世界観であり魅力になっています。
マッハライダーと言えば印象的なのがクラッシュの仕方です。
一度バラバラになったかと思えば次の瞬間には元通りに再生してしまいます。
ちなみにファミコンロッキーのスリップストリームで限界突破したスピードアップができるというのはもちろんウソ技です。
マイナスな点
昔のゲームだから仕方ないとは言えエンディングはナシ。
アーケード版にあったマッハライダーの正体は女性というゴール後のネタバラシもファミコン版ではカットされています。
そんな訳でひたすら走り続けるしかないので飽きやすいです。
ちなみに任天堂は、翌年発売されるメトロイドでは主人公は女性という設定を取り入れています。
独断評価チャート
まとめ
基本的には同じ任天堂から発売されたF1レースの進化型バイク版といった感じです。
任天堂のゲームにしてはやや造りが粗くクソゲーテイストがあります。
とにかくスピードが速いのでプレイヤーの年齢が上がると反応するのがキツイですね。
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