たけしの戦国風雲児は、タイトーから発売されたビートたけしのファミコンソフト第2弾。
前作に比べて恐ろしく影の薄い存在の理由は?
機種 | ファミリーコンピュータ |
---|---|
メーカー | タイトー |
ジャンル | テーブル |
発売日 | 1988年11月25日 |
価格 | 5,800円 |
容量 | 2M |
ゲーム概要
基本は戦国時代の日本を舞台にしたすごろくゲームで当時人気だったバラエティ番組、風雲たけし城のコンセプトを流用している。
すごろくは2人~4人プレイ、ミニゲームは7種類。
セーブ機能はなし。
コントローラー操作
十字ボタン | カーソル移動 |
Aボタン | コマンドの決定 サイコロを振る ジャンプ・ショット・スイング |
Bボタン | コマンドウインドウのON/OFF |
セレクトボタン | 使用しない |
スタートボタン | 名前を決定 |
戦国ゲーム
このゲームのメインモード。
戦国の日本を舞台にした、すごろく形式の2人~4人で競い合うゲーム。
日本縦断ゲーム、仕官ゲーム、大名ゲーム、統一ゲーム、商人ゲームの5つのシナリオがある。
パーティーゲーム
タイトル画面でパーティーゲームを選ぶと遊べるミニゲーム。
ゴルフ・川渡り・戦国インベーダー・地獄門・戦場・剣術・ジャンケンの7つのゲームがある。
十字キーで好きなゲームを選択してスタート。
どれも完成度が低くつまらない。
BGM
軽快でコミカルなゲームのイメージとマッチしています。
すごろくの曲はちゃんと日本的メロディーだし、ミニゲームをクリアした後のBGMは気持ちが上がります。
意外とBGMは悪くない?
たけしの戦国風雲児の裏技
プレイヤーにCOMが加わり、1人プレイ可能に
- プレイヤーの人数選択画面に進む。
- コントローラー2の上・左・Bボタンを同時に押しさらにコントローラー1のAボタンを押す。
- にんげんはなんにんだよ?で人数を選択する。
攻略動画
ゲームレビュー
何だかんだで常にクソゲーとし話題になるたけしの挑戦状に対してまったくと言って良いほど話題にならないのが本作、たけしの戦国風雲児です。
ゲームスタートするとたけしさんに「ぜんぶで なんにんだよ?」と聞かれ選択肢が『ふたり』『さんにん』『よにん』とあります。
そう「ひとり」の選択肢がないのでこのゲーム、ひとりで遊ぶにはコントローラー2つ使ってプレイするしかないのです。
モブキャラとしてたけし軍団のそのまんま東、ラッシャー板前、ガダルカナル・タカ、つまみ枝豆、グレート義太夫、井出らっきょが登場しています。
福引屋のモデルが大橋巨泉だったり、横山やすしらしき人物も登場しますが、当時は肖像権とかもゆるかったから全然許可取ってなかったんだろうなー。
カレー屋タケちゃんでメニューにあるうんこカレー、強力な回復力があるので食べない訳にもいかない、でもたまに食中毒になったりします。
宿屋に泊まろうと思ったらラブホテルだし子供が好きそうな下ネタ満載です。

他にも奥さんのランクに美人、普通、ブス、ドブスと分類されていたり、現在だったらまず発売すらできないであろう内容も多いです。
評価できる点
この当時としては斬新なすごろくゲーム+カードゲームをミックスさせたゲームでした。
発売は桃太郎電鉄よりもちょっとだけ早かったのでこの手のゲームの先駆けとなりました。
また、この当時のゲームにしては、登場する女の子のグラフィックのレベルが妙に高くてかわいいです。

マイナスな点
致命的なのが対COM戦がないので裏技を使わないとひとりでは遊べない事。
そしてパーティーゲームの完成度が恐ろしく低くとても遊べたもんじゃない。
独断評価チャート

まとめ
ゲームのバランスという面では、すごろくがそこそこ遊べるので前作よりマシですが、理不尽な内容は相変わらずだし、裏技を使わないと1人プレイが出来ないという時点で本当に震えるほどのクソゲーです。
ただ、すべてがハチャメチャだった、たけしの挑戦状に比べると中途半端に遊べてしまうのでインパクトが弱くユーザーの印象には残りにくかったのかも知れません。
低年齢層が友達数人でワイワイやりながらプレイするには盛り上がりそうなゲームですが、大人ひとりでプレイする場合、まあ本当につまらないです。
肖像権と現代ではアウトなネタが多いので今後もダウンロード販売などで配信される事はないでしょう。
ネタとして一度プレイしてみるならアリかも。
コメント