クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児は、臼井儀人原作の人気アニメ、クレヨンしんちゃん初のテレビゲーム。
どう考えても低年齢層向けのはずなのに難易度に疑問が?
機種 | スーパーファミコン |
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メーカー | バンダイ |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1993年7月30日 |
価格 | 9,500円 |
容量 | 12MB |
ゲーム概要
原作のクレヨンしんちゃんと同様に春日部の住宅街が舞台の横スクロールアクションゲーム。
しんちゃんはライフ制、4ステージで20エリア構成。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動(左右二回速押しでダッシュ) |
Aボタン | 物を投げる |
Bボタン | うつ伏せ |
Xボタン | ジャンプ |
Yボタン | でんぐり返り |
LRボタン | アイテムカード選択 |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
オープニングテーマは、ちびまる子ちゃんでも知られるB.B.クイーンズ楽曲のカラオケ。
ゲーム中のBGMも原作のイメージどおりの軽快で楽しい曲が揃っています。
ゲームレビュー
クレヨンしんちゃんは低年齢層に圧倒的な人気があるキャラクターなのでメーカーがゲームにしようというのも自然な流れだったのでしょう。
電源を入れて始まるのがアニメにもありそうな実際の声優を起用したサンプリングボイスによるこのセリフのやり取り。
しんのすけーちょっと来てー
行けなーい
当時はこれだけでおーすごい!さすがスーパーファミコンって印象だったのでしょう。
ファミコンでは絶対に不可能な簡易アニメーションと声優によるサンプリングボイス。
これだけでターゲットのちびっ子達は大喜びだったのかも知れません。
しかし、アニメが原作のソフトを発売しているメーカーはバンダイ、ハードがファミコンからスーファミになっても何だか少し嫌な予感がします。
ゲームスタートすると町中にワラワラと現れる子供たち。
彼らに触れただけでなぜかしんちゃんはダメージを受けライフが減ってしまいます。
どうやらお友達と遊んで最終的には疲れて寝てしまうという設定のようですが、少々無理があるように思えます。
さらに「風間くん」「マサオくん」「ボーちゃん」「ネネちゃん」などのお馴染みのキャラたちが、なぜか敵キャラとして登場する事にかなりの違和感があります。
低年齢層向けゲームの為かこれといった攻撃方法ななく、ダメージを受けない為には基本ジャンプでかわすしかありません。
評価できる点
サンプリングボイスが、しんちゃんを中心にかなり使われており原作のファンには嬉しいのではないでしょうか。
プレイ画面のキャラクターが大きくて見やすいのも良いです。
マイナスな点
キャラクターの動きが遅くてモッサリしていて操作しにくいです。
アイテムとして街中にあるカードの使い道がイマイチ良くわからないのとステージクリアに必須のミニゲームびアクション仮面の旗揚げゲーム、園長先生の16ピースパズル等がやたらと難しい上に失敗すると残機が1つ減ってしまう鬼畜仕様。
あと、セーブができないのにパスワード再開もないのもかなりキツイ。
独断評価チャート
まとめ
操作性が悪くミニゲームが子供にはかなり難しく、大人には単純な内容なので途中で飽きてしまう。
一体誰の為のゲームなんだ?って感じがします。
クレヨンしんちゃんのファンの低年齢層向けならもう少し難易度を下げるべきだったように思えます。
アニメと同じ声が聞こえるのは楽しいけど「風間くん」たちが仲間になって目的を達成する内容だったら良かったかなー?。
結局、ハードがスーファミになってもファミコン時代からあったバンダイ+キャラゲー=クソゲーというイメージを払拭できず終わってしまったソフトでした。
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