岩手県遠野市の小学生3年生向け2017~2018年度版、社会科教科書副読本に『テレビゲームで遊ぶ子どもたち(1991年)』というタイトルでファミコンが取り上げられましたが、不自然な箇所が多くツッコミどころが満載だと一時話題になりました。
この情報はツイッター(現X)ユーザーが投稿したもので、現在では削除されているので情報をまとめてみました。
ツッコミ所
コントローラーが逆さま
まずファミコンを1度でもやった事がある人なら一目で分かる部分ですが、モデルの少年はコントローラーを上下逆さまにして持っています。
コントローラーに付いているボタンにAとかBって書いてあるのに逆さまに持つ子供もどうかと思うけど、その場にいた大人達が誰も気づかないって・・・
どんなゲームソフトでもコントローラー逆持ちでクリアしたらかなりの腕前でしょうね。
電源コードがどこにも繋がっていなし、電源スイッチがONになっていない
よく見ると教科書に掲載されたファミコン本体の画像は、テレビにもコンセントにも接続されていないのが分かります。
さらに電源もONになっていないって!細かく画像を見るとカセット挿入口にはツインビーが入ってますが、これでどうやって遊ぶの?
1991年という年代
ファミコンの全盛期は1985年~1988年くらいで微妙に年代がずれています。
1991年と言えばスーパーファミコンが発売した翌年であり、その年に『テレビゲームで遊ぶ子どもたち』というタイトルで掲載する写真としてはどうにも不自然です。
なぜ写真がセピア色?
写真が撮影されたのが1991年だとすればバブル景気の後半であり、この時代には当然カラー写真が普及していた年代。
逆にセピアで撮影するほうが困難だったはずなのに?
白黒写真は1960年代頃までなのでこれも時代がずれています。
それにこんな高度なおもちゃが発売されている時代に写真がカラーじゃないはずないって気付かないの?
遠野市 教育委員会の反応
遠野市 教育委員会は、2019年3月11日に同市教委が作成し、写真も当時のものではなく新たに撮影したものと認めた上で、次のようにコメントしました。
「本来であれば、当時をイメージさせるための写真である旨を明記して掲載するべきでした」
つまり、写真の捏造を認めたって事ですね。
ファミコンで遊ぶ子供の姿を映した当時の写真が入手ができなかったのでゲーム機(ファミコン)を用意し、現在の子供に遊んでいる時の様子をイメージさせるような写真を撮影の協力を依頼したというのが真相との事。
まとめ
ちなみに遠野市の教科書では2019年以降は例のファミコン画像は使っていないそうです。
にしても何でそもそも年代を1991年に設定した?とか、誰も当時のファミコンを知らないのに何で誰にもアドバイスを仰がなかったの?とか全体的に雑過ぎて謎が残ってやっぱりどうもスッキリしないのでした。
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