1981年の「ルート16」アーケード版からファミコンアレンジ移植されたカーアクション作品。
新たにターボ機能が追加されルート16ターボとして発売された。
機種 | ファミリーコンピュータ |
---|---|
メーカー | サンソフト |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1985年10月4日 |
価格 | 4,900円(税抜) |
容量 | 320KB |
ゲーム概要
トップビュー、固定画面式カーアクションゲーム。
プレイヤーは、愛車マッド・エックスを操縦して悪の組織カンハルー軍団が世界中から盗んだお金を隠した秘密基地に乗り込む。
各ステージは16個の部屋に区切られ全9ステージ構成。
2つのモードがあり、レーダーモードは、16の部屋全てが表示され自車(水色)、敵車(緑)、アイテム(青、赤)でドット表示される。
各部屋に入ると内部が拡大表示されるメイズモードになる。
難易度はEASY,NORMAL,DIFFICULTから選択できる。
コントローラー操作
十字ボタン | マッド・エックス移動 |
Aボタン | ターボ |
Bボタン | 高得点のチャンス??? |
セレクトボタン | ゲームモード選択 |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
BGM
難易度のモードによりBGMが変化するという当時としてはユニークな仕様です。
でも他のモードがまったく印象に残らないほど圧倒的にインパクトがあるのはイージーモードのBGMなんですよね。
攻略動画
ゲームレビュー
ルート16ターボは、1981年にリリースされたゲームなのでファミコン発売以前の作品なんですね。
それだけにファミコンのソフトと比べても古臭さが目立ちます。まあ今となっちゃそのレトロ感が良いのかも知れませんが。
ゲームはまず16個の部屋に区切られたレーダーモードからスタートします。
ここで自車と敵車とお宝がドット表示されるのですが、これが小さいのなんのって。ファミコン版発売当時は現在より小さいモニター画面でプレイしていたというのが信じられません。
ちなみにこのレーダーモードで敵に接触してもワンミスとなります。
レーダーモードのあとで始まるのが迷路を走るメイズモード。似たような画面を見たような?と思ったらナムコのラリーXですね。まあ当時は他メーカーのアイディアをパクったりとかそんな事は普通にあったから・・・
レーダーと言えば同じサンソフトから発売されたいっきですね。ただこちらはアーケード版のみでファミコン版では残念ながらレーダーは廃止されてしまいました。
ただ、いっきの原型がルート16ターボというのが分かって興味深いです。
評価できる点
レースゲームのようでレースしていない、レーダーで敵やアイテムの位置を察知して次々と迷路に入り込むという他のゲームにはない非常にユニークな作品です。
マイナスな点
なんと最終ステージ9がクリアできないバグがあります。(本来はステージ10で最終らしい)
まあもともとクリアしてもエンディングもないし、ステージ1に戻ってループするだけでしょうけど。
独断評価チャート
まとめ
本当の意味でレトロゲームなのでゲーム性は極めてシンプルですが、どのルートから攻めるかという戦略性が必要になるのでそこまで単純でもないのが現在でも人気があるゆえんでしょうか。
16個の迷路を延々と車で走ってアイテムを取りまくるって設定はメチャクチャシュールですね。
その辺の荒唐無稽さがいかにもレトロゲームって感じです。
現在、このルート16ターボを懐かしさだけじゃなく楽しんでプレイしているゲーマーはどれくらいいるのでしょうか?
コメント