主人公が戦って成長する!今では当たり前の事が新鮮だった当時に社会現象を起こしたドラクエシリーズの記念すべき弟1作目。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | エニックス |
ジャンル | RPG |
発売日 | 1986年5月27日 |
価格 | 5500円 |
容量 | 512KB |
累計売上 | 150万本 |
ゲーム概要
フィールド見下ろし型、戦闘コマンド選択式ロールプレイングゲーム。
プレイヤーは伝説の勇者ロトの血を引く勇者の子孫として竜王にさらわれたローサ姫を助け出し、世界を救う事ができるのか?
その後のシリーズと違いパーティー制ではなくひとり旅。
敵モンスターを倒すと経験値がもらえレベルアップする事でステータスが上昇して強くなっていくタイプのRPGとしては家庭用ゲームで初だった。
コントローラー操作
十字ボタン | 移動、コマンドの選択 |
Aボタン | コマンド決定 |
Bボタン | コマンドキャンセル |
セレクトボタン | 使用しない |
スタートボタン | 使用しない |
ゲームストーリー
古しえの昔、ここアレフガルドの地は闇に包まれていました。
しかし、伝説の勇者ロトが、闇の支配者であった魔王を倒し、神から授かった光の玉で魔物たちを封じこめたので、この地に平和が訪ずれたといわれています。
光の玉は、アレフガルドを統治していたラルス1世の手に渡り、長い間、平和が続きました。しかしラルス16世の頃、どこからともなく出現した魔の権化・竜王が、城から光の玉を奪い、闇に閉ざしてしまったのです。~中略
偉大なる予言者ムツヘタは、いいました。
「やがて、この地のどこかに、伝説の勇者ロトの血を引く者が現れる。その者が、竜王を滅ぼすであろう」と。
そう、伝説の勇者ロトの血を引く者、それが、あなたです。
この地に残る、勇者たちの数々の伝説を拾い集めながら、見事、竜王を倒してください。あなたの冒険は、今、はじまったのです。
じゅもん(魔法)
魔法のじゅもんは、レベルアップと同時に自動的に覚える事ができる。
回復系の最高レベルのベホマはまだ登場していない為、戦闘がスリリング。
本作のみで1回限りで消えたレア呪文のレミーラがある。
名前 | MP | 効果 | LV |
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ホイミ | 3 | HPを30前後回復 | 3 |
ギラ | 2 | 敵に18前後のダメージ | 5 |
ラリホー | 2 | 敵を眠らせる | 9 |
レミーラ | 2 | ダンジョンを明るくする | 12 |
マホトーン | 2 | 敵の呪文を封じ込める | 13 |
リレミト | 6 | ダンジョンから一瞬で脱出 | 15 |
ルーラ | 8 | ラダトーム城まで一瞬で戻る | 16 |
トヘロス | 2 | 弱い敵が出現しなくなる | 22 |
ベホイミ | 8 | HPを90前後回 | 24 |
ベギラマ | 5 | 敵に60前後のダメージ | 26 |
武器一覧
名前 | 攻撃力 | 価格 | 特殊効果 | 入手方法 |
---|---|---|---|---|
たけざお | 2 | 10G | – | ラダトームなど |
こんぼう | 4 | 60G | – | ラダトームなど |
どうのつるぎ | 10 | 180G | – | ラダトームなど |
てつのおの | 15 | 560G | – | ガライなど |
はがねのつるぎ | 20 | 1500G | – | リムルダールなど |
ほのおのつるぎ | 28 | 9800G | 戦闘中に使うとギラの効果 | メルキドなどで購入 |
ロトのつるぎ | 40 | – | – | 竜王の城 |
防具一覧
鎧
名前 | 守備力 | 価格 | 特殊効果 | 入手方法 |
---|---|---|---|---|
ぬののふく | 2 | 20G | – | ラダトームなど |
かわのふく | 4 | 70G | – | ラダトームなど |
くさりかたびら | 10 | 300G | – | ガライなどで |
てつのよろい | 16 | 1000G | – | マイラなど |
はがねのよろい | 24 | 3000G | – | マイラなど |
まほうのよろい | 24 | 7700G | 呪文のダメージを軽減 | リムルダールなどで購入 |
ロトのよろい | 28 | – | 歩くとHP回復、床ダメージ無効 | ドムドーラのあくまのきしを倒す |
盾
名前 | 守備力 | 価格 | 特殊効果 | 入手方法 |
---|---|---|---|---|
かわのたて | 4 | 90G | – | ラダトームなど |
てつのたて | 10 | 800G | – | ガライなど |
みかがみのたて | 20 | 14800G | – | メルキドなど |
アイテム
名前 | 効果 | 入手方法 |
---|---|---|
ようせいのふえ | ゴーレムを眠らせる。 | マイラ |
ぎんのたてごと | あまぐもの杖を手に入れるために必要。 フィールドで使うと戦闘。 | ガライの墓 |
あまぐものつえ | 虹のしずくを入手するために必要。 | 雨雲の祠でぎんのたてごとを老人に見せる。 |
たいようのいし | 虹のしずくを入手するために必要。 | ラダトーム城 |
おうじょのあい | 次のレベルまでの必要経験値がわかる。 ラダトーム城までの座標がわかる。 | 沼地の洞窟でローラ姫を助け出す。 |
ロトのしるし | 虹のしずくを入手するために必要。 | フィールド上の毒の沼地を調べる。 |
にじのしずく | 虹の橋をかけて竜王の城へ行くのに必要。 | 聖なる祠であまぐものつえ、たいようのいし、ロトのしるしを老人に見せる |
ラスボス:竜王
最初は魔道士の姿で登場して一定攻撃を受けると真の姿を現す。
ドラクエ1のみの仕様
- 階段を上り下りする時は『かいだん』コマンド
- 主人公は常に正面を向いている(カニ歩き)
- 会話する時は方角を指定しなければいけない
- ふっかつのじゅもんがないとセーブが出来ない(2まで)
- ダンジョンではアイテムの『たいまつ』を使用。時間が経過すると明るい範囲が狭くなり最終的には真っ暗になってしまう。
- カギは1回限りしか使えず鍵屋で毎回購入する必要があった
「はなす」だけでも一苦労
今このファミコン版のドラクエ1をプレイして何が一番面倒かと言うと、町の人との会話が「はなす」コマンド選択してさらに「きた」 「みなみ」 「ひがし」 「にし」から選択しないといけないという点。
さらに方向を間違えようものなら「そこにはだれもいない」と表示されるむなしさたるや・・・
ゲームレビュー
ドラクエはこの作品からスタートしました。
そりゃ現在の感覚で言えば不親切で面倒なシステムかも知れないのですが、リアルタイムでプレイした人にとっての最も印象に残っているドラクエはやはりこの第1作目ではないでしょうか。
シナリオに堀井雄二氏、キャラクターデザインに鳥山明氏、音楽にすぎやまこういち氏はこの頃からずっとです。
主人公が常に横歩きだったり話す方角を「はなす」で指定しなければいけないのはご愛嬌。
HPがゼロになると、所持金が半分に減らされて強制的にラダドームの城に戻され、王様には「おお〇〇、しんでしまうとは なにごとだ!」と言われてしまいます。
何事かと言われても・・・
その後にこのセリフはシリーズを重ねるごとにマイルドになっていきます。
難易度の違い
同じドラクエ1でもバージョンによって全く難易度が違います。
ファミコン版、スーファミ版、スマホ版すべてやりましたが難易度の高さは、ファミコン>スーファミ>スマホの順となります。
リニューアルしたスーパーファミコン版は難易度を落としすぎてファミコン版の緊張感がなかったのが残念でした。
ちょっとプレイしたけで「何かがちがう、これじゃない!」と思いました。
ちなみにスマホ版もプレイしましたが、スーファミ版よりもさらに難易度が数段落ちていました。
これじゃドラクエのゆとり仕様だなと。
あんなに簡単だとこのゲームの面白さが伝わらない気がしました。
データがセーブ出来るようになった現在とちがい当時は復活の呪文が必要でした。
そして絶対見たくなかった言葉は「じゅもんがちがいます」でした。
今更ファミコン版をやる人は少ないとは思いますが、あの手に汗握るスリリングさはスマホ版には全くない物です。
BGM
思えばRPG=中世ヨーロッパのイメージでクラシックがBGMとして使われたのがこの作品が先駆けでした。
ダンジョンで下の階に降りるほどキーが低くなるのが秀逸でした。
収録サントラCD
さらにシンプルで妙にテンションの上がるレベルアップのBGMもこの1から採用されています。
ドラゴンクエスト1の裏技
ゆうべはおたのしみでしたね
地下牢のドラゴンからローラ姫を救出してそのまま宿屋に泊まると宿屋のおやじに「ゆうべはおたのしみでしたね」と言われる。
Lv.17からスタート
復活の呪文で『くわたやま くらしのずかな かはたはら くろま』と入力する。
Lv.24からスタート
復活の呪文で『えにつくす たいとうこなみ なむこつと こなみ』と入力する。
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