ナムコのファミコンソフト第40弾ソフトだけあってかなり気合に入った好移植だった横スクロールアクションゲーム。
気合、念力、妖怪という和テイストも魅力。
機種 | ファミリーコンピュータ |
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メーカー | ナムコ |
ジャンル | アクション(横) |
発売日 | 1988年6月24日 |
価格 | 4,900円 |
容量 | 2M |
ゲーム概要
ライフ制、横スクロール式アクションゲーム。
イタズラ好きのワンパク小僧たろすけは神様に罰として5つの地獄を修行してエンマ大王の裁きを受ける事を命じられる。
裁きによっては2度と人間世界へ戻れないかも知れない。
たろすけの運命やいかに!?
コントローラー操作
十字ボタン | 左右 移動 下 気合をためる |
Aボタン | ジャンプ 決定 |
Bボタン | 念力発射 |
セレクトボタン | もんもたろーの呼び出し |
スタートボタン | ゲームの開始、ゲームの一時中断・解除 |
もんもたろー
よろず屋で買ったアイテム『護符』があればセレクトボタンでいつでも呼び出せる、ご先祖様のお助けキャラ。
操作は十字ボタンで行い、空中から敵を倒せる。
もんもたろーが活躍している間、たろすけはおがんでいるだけ。
用が済んだら、もう一度セレクトボタンを押すと引っ込む。
BGM
オリジナル音源に加えてファミコン版専用のBGMも加わっています。
バリエーションも非常に多く充実しています。
攻略動画
裏技
テストモード
- タイトル画面でコントローラ2の上とABボタンを押しながらリセットボタンを押す。
- テストモードになり、BGMや効果音がまとめて聴く事ができる。
ゲームレビュー
アーケード版が人気だった妖怪道中記は、まずPCエンジン版で移植され約半年後にファミコン版も発売されました。
果たしてファミコンのスペックで再現できるのか?というファンの不安の声もありましたが、グラフィックやサウンドがオリジナルよりもしょぼくなった以外はファミコン版オリジナル要素をいくつか加わり見事な移植作品となりました。
しかし、ナムコは数か月後に発売された源平討魔伝ではアーケード版を再現できず逃げの移植で失敗作の烙印を押されてしまいます。
そんな訳でナムコの黄金期は本作、妖怪道中記あたりまでかな?という感じがします。
ファミコン版最大のオリジナル要素は、PIOUS(パイアス)という善行を積むと上がる数値があります。なんとコンティニューするだけで下がってしまいます。コンティニューって悪なのか?
この数値が下がり過ぎると真のエンディングにたどり付けないので気を付ける必要があります。
評価できる点
アーケード版の難易度がかなり高かったのですが、ファミコン版ではちゃんと難易度が低く設定されており、ライフ制なのですぐにゲームオーバーになる心配もありません。
新キャラ、新要素も加わりファミコン版ならではの魅力があります。
マイナスな点
オリジナルよりも難易度が低くなったとは言え、ステージをクリアしてもパワーは回復しないので難易度はやはり高いです。
また、ファミコンだから仕方ないのですが、メッセージがひらがなのみなのと神の池の神子や竜宮城の乙姫の舞いのグラフィックがファミコンの年齢層に配慮してアーケード版やPCエンジン版よりだいぶマイルドになってしまいました。
独断評価チャート
まとめ
アーケード版よりもグラフィックはだいぶ劣るけど、ゲーム内容としてはむしろファミコン版のほうが良い出来なんじゃないかという点で同じナムコから発売されたドラゴンバスターと共通点があります。
オリジナルのアーケード版は、アーケードアーカイブスでプレイできますが、ファミコン版はオリジナル要素が加わり一味違った魅力があります。
妖怪というマニアックな要素と高難易度のためか続編は発売されませんでしたが、間違いなく好移植の名作アクションゲームです。
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