SONYのプレステシリーズ最新ハードはPS5ですが、PS4もまだまだ現役のハードですね。
しかし、2006年に発売されたPS3は2020年に入ってからダウンロードも含めて新作が発売されていません。
すでにオワコン化してPS3自体がレトロゲームになりつつあるハードですが、レトロゲームをプレイするという事に関してはまだまだ利用価値があります。
PS3本体を中古で購入すると大きく分けて3つのメリットがあります。
初代PS(PS1)のソフトがプレイ可能
PS3の特徴のひとつにPS3以外にPS1(初代プレステ)のソフトがプレイできる点があります。
ごく初期のモデルにはPS1に加えてPS2もプレイできる機種もありますが、そちらはプレミアが付いていてなかなか入手が難しいのが現状です。
さて初代PSは1994年に発売されたので、それ自体がまぎれもなくレトロゲームと言えるでしょう。
現在では発売できないであろう実験的な名作ゲームも数多くあります。
初代PSではファミコン時代のレトロゲームをまとめたタイトルが多数発売されていました。
もし、これらの初期プレステのソフトが手元にあったり、ダウンロードすればPS3ならHDMIの高画質でプレイ可能になります。
ナムコミュージアム
初代PSで発売されたレトロゲームの代表格がナムコミュージアムでしょう。
当サイトでも紹介しているファミコンでも発売されたナムコの名作ゲームである、パックマン、ギャラガ、ドルアーガの塔、等のアーケード版が収録された人気シリーズでVol5まで発売されました。
それだけでは足らずにナムコミュージアムアンコールとアンソロジー2作の続編も発売されてディスク版一部タイトルはプレミア価格が付いています。
メモリアル☆シリーズ サンソフト
ナムコミュージアムに比べてラインナップで劣りますが、サンソフトのメモリアル☆シリーズも人気ファミコンタイトルが収録されたシリーズです。
残念ながら1作に2タイトルしか収録されていませんが、クソゲーとして有名ないっきや東海道五十三次、現在では入手困難になっているリップルアイランドなどのレアタイトルもあります。
ジャレコ・コレクション
今は亡きゲームメーカー、ジャレコのレトロゲーム7種類を集めたタイトルです。
フォーメーションZ、忍者じゃじゃ丸くんなどが収録されています。
中古で個別に入手するよりも1枚で済むので便利ですが、すでにプレミア価格になっています。
ゲームアーカイブスでダウンロード購入が可能
PS3でレトロゲームをする2つ目のメリットがゲームアーカイブスです。
プレイステーションストアで過去の名作の中から好きなタイトルのゲームをダウンロードできるサービスですが、レトロゲームのラインナップがなかなかです。
先ほど紹介したナムコミュージアムとサンソフトメモリアル☆シリーズの全タイトルが対象となっています。
これらの中には定価以上のプレミア価格で取引されているソフトもあります。
残念ながらジャレココレクションは含まれていませんが、ファミコンで発売されていたハイドライドスペシャルが315円でダウンロードできたりします。
プレミアが付いたソフトもある
ファミコンのディスクシステム版で発売された名作シューティングゲームのザナックとPS版のアレンジバージョンを収録したZANAC×ZANACですが、パッケージ版はすでに発売から年月が経過してプレミア価格になっています。
それが何とゲームアーカイブスのダウンロード販売だと628円!
もちろん説明書とパッケージは付きませんが、それ以外はまったく一緒です。
説明書はウェブ上で見る事ができます。
バカ高いパッケージ版を買うくらいなら、PS3を中古で購入してダウンロード購入したほうが安く上がります。
その他にも発売当時は不人気だったのに徐々に再評価されたキュイーンやハームフルパーク等の現在では万単位のプレミア価格が付いているソフトもダウンロード対象となっています。
CAPCOM ARCADE CABINET
カプコン黎明期のアーケードゲームを完全再現したシリーズで欲しいゲームはタイトル毎に個別にダウンロードして購入する事も可能です。
その中で『ブラックドラゴン』が完全無料でダウンロードできます!
アーケードゲームで家庭用では発売されなかったタイトルなので個人的にはこのタイトルだけで充分に満足です。
PS初期のレトロゲームが充実
さらにパカパカパッションスペシャルや女神転生シリーズ等、現在では中古でも入手困難になっている初期プレステのタイトルも1.000円以下でダウンロードが可能です。
最新のゲームタイトルは数千円の料金ですが、この安さはレトロゲームならではです。
これらのゲームアーカイブスでのダウンロード販売はPS4では行っておらずPS3ユーザーのみの特権となっています。
解説書(説明書)の見かた
実物の説明書は付きませんが、PS版で発売されたものと同じ解説書(説明書)を読む事はできます。
やり方は簡単。PSボタンを押して『解説書』を選択します。
そうすると説明書(解説書)が表紙から最後まで順番に表示されます。
さらに安くダウンロードする方法
普通にクレジットカードで支払っても、ほとんどのレトロゲームは1,000円以下ですが、プレイステーション ストアカードを登録して支払えばさらに安くダウンロードする事が可能です。
やり方は、電子ギフト券 売買サイト【ベテルギフト】で販売されているプレイステーション ストアカードを探します。
大体、額面の90%程度で販売されているので実質1割引きです。
購入したプロダクトコードをプレイステーション ストアのアカウントに登録してPS3へダウンロードができます。
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HDMI接続なので高画質
これまで紹介したレトローゲームソフトは初代PSとPS2でも、もちろんプレイ可能ですがHDMI接続ができるPS3との最大の違いは画質です。
久しぶりにプレステのソフトを引っ張り出してきて遊ぼうと思ってもPS2まではアナログモニターを前提に製造されていたので最近の液晶モニターに接続するとぼやけて相当に画質が落ちてしまいます。
PS2でプレイする場合、モニターにd端子があればそちらで接続が可能ですが、やはりd端子でもHDMI接続のPS3に比べると画質は劣ります。
実際にPS1ソフト、『ナムコミュージアム4』をPS2とPS3両方でプレイしてみて明らかにPS3のほうが画質が良いと確認できました。
HDMIの高画質でPS1のソフトが楽しめるというのはかなりのメリットではないでしょうか。
PS1 | PS2 | PS3 |
S端子< | D端子< | HDMI |
PS3でもアナログ接続は可能ですが、その性能を活かす為にはHDMI接続はほぼ必須と言えます。
今時HDMI端子がないモニターなんてまずないでしょうから中古で本体を購入して付属していない場合はHDMIケーブルが必要になります。
メモリーカードが不要
PS2まではデータを保存するメモリーカードが必要でしたが、ハードディスクが内蔵されているPS3では仮想メモリーカードを好きなだけ作れるので不要になります。
メモリーカードの管理って結構面倒なので、いまだにPS1のソフトでプレイしているレトロゲーマーにとっては地味ながらメリットです。
専用ソフトが安い
PS3専用ソフトは中古ショップでもフリマアプリでもとにかく安いです。
以下のような理由が考えられます。
- PS3とPS4以降では互換性がない。
- 本体があまり売れなかったので後期タイトルは投げ売りされていた。
- PS3で発売された名作の多くがPS4に移植されている。
中古で購入する事を考えると欲しいソフトの多くが安いというのは大きなメリットです。
500円以下で選び放題です!
注意点
ハードディスクのリスク
PS3は、メモリーカードにデータ保存するPS2までと違って内蔵ハードディスクに保存します。
便利な反面、以前の持ち主がどの程度の期間どのくらいの頻度で使用したかにも左右されますが、中古の場合、ハードディスクの故障のリスクは高くなります。
ただこのリスクは新品で購入した場合でもあるので気にし過ぎても仕方ないかも知れません。
PS2までの周辺機器は使えない
PS1とPS2は同じ規格なのでコントローラー等の周辺機器の流用が可能ですが、PS3以降は別の規格なのでまったく使えません。
しかし、PS3以降は同じ規格なのでよっぽど古くない限りPS4とPS5でも同じ周辺機器が使えるというメリットもあります。
専用ソフトは基本文字が小さい
PS3はHDMI接続のデフォルト状態で解像度が1080pに設定されています。
高画質な反面、文字が小さくなるので視力が弱い人や中年以降の老眼が進んでいる人には見ずらいと感じる可能性があります。
その場合は画面の解像度を下げてみましょう。
PS3の解像度は以下から選択できるようになっています。
- 1080p
- 1080i
- 720p
- 480p
720pで十分高画質ですが、PS3専用のソフトは、PS2までに比べるとモニターに表示される文字が小さ目なのでそれでも小さく感じた場合は、画質が下がりますが480pに設定しましょう。
私のようにPS1やゲームアーカイヴでダウンロードしたPS2以前のレトロゲーム中心でプレイするなら480pでも十分遊べます。
インターネット環境がないと使える機能が限られる
パッケージ版のPS1とPS3ソフトしかプレイするつもりのない人にはあまり関係ないかも知れませんが、インターネット環境、出来ればWi-Fiが使えるのが理想です。
PS3では2020年代に入っても本体のアップデートがあります。
中古で購入した場合、ほぼ全て初期化しているはずなのでアップデートで最新の状態にしておいたほうが良いでしょう。
また、無料でダウンロードできるソフトや体験版、 ゲームアーカイブス及びパッケージ版ソフトの修正アップデートを利用するにもインターネットが必要となります。
大きく分けて3世代のタイプがある
PS3は型番によって機能や相場が異なります。大きく分けて初期型、中期型、後期型の3つに分類されます。
後期モデルになるほどハードディスク容量増、軽量化、排熱量、消費電力が抑えられる傾向があります。
初期型(CECH-A、B、L)
最も古いタイプでボディーも厚め、排熱量も消費電力も高いのですが、最大のメリットと言えるのがCECH-A(60GB)、CECH-B(20GB)は、以降のモデルで遊べないPS2のソフトが遊べるという点です。(Lモデルは除く)他にもSACDの再生が可能だったりします。
その為、人気が高く中古価格も高めになっています。
中期型(CECH-2000、2100、2500、3000)
ハードディスク容量が増えて軽量化した中期に発売されたタイプで私が中古で購入したのもこちらでした。
後のモデルになるにつれ軽量化されますが、PS2機能が除外されHDオーディオのビットストリーム出力対応になった以外は大きな性能の違いはありません。
機能面と価格のバランスが良いので中古で購入する際に狙い目となります。
後期型(CECH-4000、4200、4300)
PS3の最終形態で最も薄く軽量なタイプ。4300は500GBの大容量。
ゲームディスクの取り入れ方法が、挿入口に直接ディスクを挿入するスロットイン式から上部の蓋を開きディスクを挿入するトップローディング式に変更されています。
中古価格相場は中期型よりも高めです。
PS3本体の入手方法
PS3本体は、すでに製造停止となり新品は発売されていないので中古で探す事になります。
実店舗だとなかなか安くPS3の本体は中古販売していないのでネットショップで探すのが最も手軽に入手する方法です。
価格は型番や状態によっても変わりますが、箱・説明書なしなら大体5.000円~9,000円くらいです。
CECH-2500Bあたりの中期モデルがお手頃価格でおすすめです。
ちょっと高いなと思うなら、ヤフオクやメルカリで個人から購入する方法だと比較的安く購入できます。
おすすめの入手先はメルカリです。
ヤフオクはほとんどの出品者が送料別で出品しているのに対して、メルカリではほとんどの出品者が送料込みで出品しています。
送料の差は結構デカいです。
私は2020年にメルカリでPS3本体をソフト6本付き送料込みで5,000円代で購入できました!
メルカリにこれから会員登録する場合は、紹介コード:ZESANQ を入力すると500円分のメルカリポイントがもらえます。
周辺機器やソフトと合わせてまとめ買いできる駿河屋もおすすめです。
箱の有り無しと状態にもよりますが、4,000円台から販売されています。
まとめ
PS3と言えばプレイステーションシリーズの中でも失敗したハードという位置付けがされがちですが、PS1とPS3のソフト全般がプレイできて、PS2も含めて過去のプレミアが付いたタイトルも安価でダウンロード購入可能、HDMI接続なので高画質という、ヒットしたPS2とPS4の狭間ならではの枯れた魅力があります。
レトロゲームをプレイするという視点から見るとなかなかどうして優れたハードだと言えます。
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